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数学のテストはなぜ計算問題ばかり?(続き)

数学を計算だけで終わらせないでほしいんです。

前回の記事はこちらから↓↓


私たち数学の教師からしては、計算問題だけができれば良いとは全く思っていません。

もちろん正しく計算をすることは大事です。
数学ならではの計算もあります。

しかし、むしろ計算のほとんどは算数の領域であり、
数学では計算はあまり重要視していません。
計算間違いは減点しないという先生もいるほどです。

私たち数学科の教員の願いとしては、
日常生活にある問題に対して、
数学を使って解いていくことができる
段階までなってほしいなと思っています。


日常生活のいろんな問題は、
「これを数学で解けばなんとかなるよ」
と教えてくれません。

そういう問題であっても
「あ、これ数学使ったら解けそうやな」
と数学を使うことによって、解いていけるレベルになることを願っています。

知らないと背景に隠されている数学が見えないこともほとんどです。
だからこそ、数学の授業を通して、数学で見る「目」を養ってほしいです。

数学の授業やテストでは、それが見えづらいですけどね。

でもやっぱり成績をつけないといけない以上、
文章問題ばっかり出してテストで皆さんの点数が取れないとなると、
ちょっとそれは問題があります。

なので、このような計算問題ばっかり出すという結果になっています。

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