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リスクとリターンの調整!―ポートフォリオ理論入門その2―

前回に引き続き、株価のリスクやリターンについてお話します。

前回はうまく株を組み合わせ、うまく投資比率を調整すると、リスクを非常に小さく抑えられるということをお話しました。今回はその「うまい組み合わせ」と、数学的な背景について解説をしていきます。

この記事の主な内容
1.復習
2.数学的な説明
3.つまり、どんな株の組み合わせがいいのか
4.ポートフォリオ曲線
5.さいごに

1.復習

前回扱った株価Aと株価Bについて簡単にまとめます。2つの株価の平均値(リターン)と標準偏差(リスク)は以下のようになっています。

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この2つの株をそのまま1:1で投資するのではなく、一定比率(投資比率)を決め、それぞれの株を投資することを考えます。例えば、株価Aを40%、株価Bを60%で設定することで、リスクとリターンが以下のようになるということを前回お話しました。

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ご覧のように圧倒的にリスクが小さくなります。今日はこのリターンとリスクの計算の仕組みをお話します。実は、この比率がリスクを最小にすることも数学を使うこと理解できるのです!

2.数学的な説明

まず注意していただきたいのは、前節のような「リスクの大幅削減」はどんな2つの株価に対してもできることではありません。今回扱った株価Aと株価Bはいわば「うまい組み合わせ」なのです。どのような組み合わせがいいのか、順を追って説明しましょう。

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<文/岡本健太郎>

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