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転職・新生活

はじめに:9割自分のためのnote

新卒から約2年と3ヶ月勤めた会社を辞め、23年8月から転職をして新しい職場で働くことになりました。そして、24年と10ヶ月一緒に過ごした地元を離れ、ついに一人暮らしをする予定です。

転職と引越しを同時期に行うため、かなりストレスが掛かるんじゃ無いかと心配しています。しかし、今は新しい生活が始まることが楽しみすぎて、割と楽観的に捉えています。

働く場所も住む場所も変わるという、後から振り返ると相当大きな転機になることは間違いないので、社会人生活がスタートしてからのこの2年弱の経験を振り返り、自分の今後に活かしていきたいと思い、このnoteを自分のために書いてみようと思います。

一方で、自分のようにベンチャー企業に現在勤めているorこれから務める予定の方にも一つのキャリアの参考になれば嬉しいなと思っています。

ファーストキャリア:超辛かったけど良い経験だった

約2年3ヶ月前、21年の4月に社会人生活がスタートしました。振り返ると平日は夜遅くまで働き、土日いずれかは勉強や振り返りに時間を使っていました。とにかくついていくことに必死で、馬車馬のように働いていたので、学生時よりも時間経過の体感速度が10倍早かったです。

この二年とちょっとを振り返ると苦しかったことの方が多い気がしますが、かなり濃密な時間を過ごすことができたと思っています。
新卒でベンチャーに行くという周りからかなり反対された決断を行ったのですが、その思い切った決断を正解にすることが出来たのではと、我ながら良くやったぞと就活生当時の自分を褒めたいです。

そもそも、ファーストキャリアでこの会社を選んだ理由は、厳しい環境で戦闘力を高めたかったからです。何もビジネスのことがわかっていなかった就活生の当時、とにかく場数を踏みたいと考えていました。

話は飛びますが、私はスタディサプリに人生を救ってもらいました。塾に行くお金は自費だったので、高校生でお小遣い毎月1000円の自分はもちろん塾代を支払えるわけがなく、メルカリで遊戯王や使わなくなったバッグ等、身の回りのものを売ったお金で参考書を買い、独学で受験勉強をしていました。

突然ながら効率は悪く、成績が上がらないままだったのですが、本当にたまたまYouTubeに載っていた関正男先生の授業を見たことにより人生が変わりました。こんなにわかりやすい授業が、たった月額980円で見放題なのはすごすぎると思いました。確かこの動画だったと思います。

即入会し、参考書とスタディサプリを組み合わせた受験勉強スタイルに切り替えました。その結果、みるみる成績が上がり、無事に受験勉強を終えることができました。リクルート本当にありがとう。

この経験が、「機会格差が生じている人にとって無くてはならないものを安価で提供したい」という、今も変わらない将来挑戦したいことに繋がっています。

大学時代、この原体験を基に教育系のNPOでインターンとして活動をしていました。印象的な活動として、コロナ禍で教育格差が生じてしまっている家庭に対し、セットアップ済みのPC・Wi-Fiと、学習用コンテンツも提供するという、ハードとソフトの両側からのアプローチを行っていたものがあります。

一日8時間、届いたPCをダンボールから開封し、決められた手順に従いセットアップし続けるということを真夏に永遠と繰り返していたし、1ヶ月1万円程度の薄すぎる給料で、やりがい搾取とも言われかねない環境で猛烈に熱狂していました。

それくらい、自分にとって機会格差の解消というのは人生を賭けても解決したい、一石を投じたいテーマなんだと思っています。

話はようやく戻ります。就活生の当時、上記をやりたいこととして設定していたのですが、いかんせんどのような道のりを歩んだら良いのか全くわかりませんでした。漠然と「経営者になりたい・・・?」くらいで考えていました。なので、わからないならやりながら考えれば良いと思いと、とにかく場数を踏める環境にしようとベンチャー企業に絞って就活していました。そして、今考えるとアホですが、目標の高さと残業時間の多さから、とにかくキツそうな会社を選びました。

実際にびっくりするくらいキツかったのですが、酸いも甘いも沢山経験することが出来ました。この2年間弱の学びをギュッと濃縮して箇条書きすると以下になります。

営業・マーケティングの学び

  • 企業の目的は「顧客の創造」であり、有効需要を生み出せるマーケター・営業が最も価値がある。

  • 売っている商材に自信が持てないと自分は動けなくなる。

マネジメントの学び

  • 個人として優秀な人が勢ぞろいの会社よりも、仕組み・制度とマネジメントがしっかり機能している会社が成長する。

  • 環境やマネジメントが変わるだけで、人が変わったかのように成果を出せるようになる場合がある。

スタンス・マインドセットの学び

  • 「良い人」が信頼されるわけではなく、「仕事で結果を出す人」が信頼される。

  • 会社が潰れそうなとき従業員は必死になるが、従業員が潰れそうなときに会社は自分を守ってくれない。

他にも沢山学びはあるのですが、自分がこのnoteを後で見たときに原点に立ち返ることが出来ることを重要視して選びました。

精神的にも体力的にもきつい日々だったなと思います。とはいえ、これは自分自ら求めた環境そのものであり、きつかった分とてつもなく濃度の濃い時間を過ごすことが出来ました。転職活動が驚くくらいスムーズに進んだのは、間違いなくこの濃密な経験があったからこそだと心の底から思います。

転職活動:運良く上手くいった

そもそも、自分が転職を決意したきっかけは、体調不良により1ヶ月ほど離脱をしてしまった経験にあります。当時の経験は別のnoteで詳しく書いてみようと思うのですが、とにかく離脱をした時期に色々なことを考え、転職を決意するに至りました。

運良く、就職活動時に思い描いた「機会格差が生じている人にとって無くてはならないものを安価で提供したい」の解像度が高まりましたので、転職活動の軸もスムーズに言語化することが出来ました。

  1. 顧客志向性が強い(プロダクト・サービスの強さ、ビジネスモデル、会社の文化等)

  2. 現在業務の延長線上(事業会社BtoB,法人営業,インターネットサービス)

  3. 事業開発としてキャリアを積める蓋然性が高い(投資、組織・事業規模、会社の文化等)

上記を軸として、4社バイネームでピックアップをし、エージェント(個人事業)とリファラルを軸に転職活動をスタートしました。

普段から徹底的に振り返りをする癖(特に成果を数値で振り返る癖)があったこと、成功体験や失敗体験を抽象化し、再現できる状態で記録をしていたこと、ファーストキャリアの経験が想像の10倍良質な経験だったことの三点が重なったことにより、転職活動はかなり上手くいきました。

なぜここまで上手く行ったのか?成功要因をギュッと濃縮して箇条書きにしてみます。

  • 「転職理由/転職軸/現職の成功体験&失敗体験」にとにかく時間を使った

  • 他の候補者が恐らくやっていないことを意識して行い面白がってもらった

  • 給与交渉を客観的な根拠と一緒に強く遂行した

上記成功要因も踏まえ、面接では以下を評価してもらいました。

  • ポテンシャルがある

  • 思考体力がある

  • 頭の回転が速い

  • 強力な論理を組み立てられるものの、結論ありきで考える傾向にある

  • とはいえ、ロジック否定されても素直に意見を取り入れられる

当たり前ですが第二新卒なのでポテンシャルを評価頂き採用に繋がりました。第二新卒だからこそ、ポテンシャルがあることを面接で伝えることは大切だし、それは狙って伝えることが出来ると思います。

特に、「他の候補者が恐らくやっていないことを意識してやるだけで相当面白がってもらえる」は一番意識したことだし、再現性を持ち次の転職活動にも活かせると考えています。具体的には以下のようなことを行い、面白がってもらいました。

  • 面接前に聞きたいことを15-20個ほど洗い出し事前共有しておく

  • 「なぜウチなんですか?」と聞かれたときに備え簡単なプレゼン資料を用意し、聞かれたら画面共有or印刷物を相手に渡してから説明を開始する

  • とにかく即レス(5分以内で何かしらのリアクションをする)

上記のような行動をしていたことにより、「ここまでやる候補者は初めて見た」と採用担当やエージェントの方から言われるようになりました。

また、給与交渉をしっかりと行うことが出来たのも良かったと思っています。私は自分の希望を忖度無しに伝え、それよりも低い場合は根拠と一緒にしっかり主張を行いました。

私の場合は、給与水準が高い会社からのオファーを根拠として、「あの会社からこの金額でオファーが出ているため、これよりも下回る場合は即辞退します」と強気の姿勢で臨めたことが交渉で優位に働いたと思っています。

もちろん面接を通じて評価してもらうことは大前提になりますが、根拠と一緒に給与交渉を強く行えば年収は上げられると身をもって体験することが出来ました。

今回は本当にたまたま給与水準が高い会社からのオファーがあったので良かったですが、次回は意図的に給与水準が高い会社からのオファーを最初に取りに行こうと思います。

重ねて、内定が出た会社の断り方も相当意識をしました。いつその会社と次回ご縁があるのかわからないので意識をしていました。

具体的には、「自分の身近にいる候補者を紹介する」ということを行いました。これは相当喜んでいただけました。この施策を通じて中途採用担当の方とFacebook交換することも出来たし、せっかくいただけたご縁を何かしらの形にすることが出来たのでは無いかと考えています。

セカンドキャリア:成果に拘る

次は、今よりも規模が大きな会社で営業職に従事します。

「機会格差が生じている人にとって無くてはならないものを安価で提供したい」という結構本気で成し遂げたいことのためのキャリアを歩みます。

就活生のころの自分と比較をするとキャリアに対する解像度は相当高まりましたが、まだまだ不明瞭なことも多いので、次もとにかく目の前の成果に対して必死になりたいと考えています。営業として、以下を意識していこうと考えています。

  • 世の中の原理原則に抗わない

  • 顧客と、顧客の顧客の売上増加にとにかく貢献をする

  • ただ成果を出すだけではなく再現性を持たせる

ゆくゆくは事業開発担当として、営業を軸に何でもやる人として事業成長に対してコミットしていきたいと考えています。

余談ですが、キャリアにおいて「〇〇になるために△△を取りに行く」ということはあまり意味が無いのではと最近考えるようになりました。つまり、事業開発をやるためには、なにか履修科目のようなものが存在するわけではないと思っているので、とにかく目の前の成果に対してこだわり抜きたいと思っています。成果を出す過程でヒト・モノ・カネ・情報を調達し、より大きな成果を狙い続けます。

さいごに:お礼と意気込み

ここまで読んでくださりありがとうございました。
このnoteは主に自分のために書きましたが、ベンチャーに興味がある就活生や、現在ベンチャー企業からの転職を検討している方に届いたら良いなとも思っています。

このnoteはこれからも学びを発見するたびに都度更新し続けます。

そして、ベンチャー企業からスタートした自分自身のキャリアは次のステージへと進みますので、転職先での学びを発信できたらと思います。

引き続き、よろしくお願いいたします。

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