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これはまた別の奇跡 #4

『これはまた別の奇跡』・・・
2021年の元旦に父が宇宙に帰った
その前後に起きたことを書いています。#1#2#3



 まる2年が経ちますが、
 そこだけ時間の感覚が混乱しています。


母は入院していたので、
誰もいない実家に週末だけ帰り
父の祭壇に手を合わせていました。


まだ四十九日を迎えていない頃。

裏の家が解体され家が大きな道路から丸見えになってすぐ
なんと、誰もいない実家にドロボーさんが入ったのです。
お金に関するものはすべて持ち出していたので
金銭的な被害はほとんどなく、
父の祭壇も荒らされることなく。


警察の現場検証に立ち会い、
壊された窓ガラスの修理を手配し
部屋の片づけをしながら、
これからの生活に思いを馳せます。

  退院した母をここに置いておくわけにはいかない。

うちに呼びよせるか、
実家近くのマンションに部屋を借り一人暮らしをしてもらうか。
母の希望と自分の事情とを洗い出し、相談し
うちに来てもらうことになりました。


数か月後から母との生活が始まり
そこからいろんな奇跡にまた繋がっていくのですが・・・・


この出来事が無ければ、
まだまだ迷っていたかもしれません。



 母にとって何が良いのか。
 父は何を望むのだろうか。
 わたしにできることは何なのか。


この出来事があったからこそ
父が「この家にこだわらなくていいよ」と
伝えてくれたんじゃないかなと
思おうと思ったのです。




これも、私の奇跡のひとつ。
こんなふうに、
大切な人からのメッセージを受け取ったことはありませんか。




#5に続く。




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