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これはまた別の奇跡 #1

「偶然」におんぶに抱っこな話#5で少し触れた

「これはまた別の奇跡」です。


今年の1月1日に、父が宇宙に帰っていきました。

 

12月初旬に母が事故で骨折して入院、

母の介護を受けていた父も2日後には入院してもらうことに。

毎週末、父の病院と母の病院を行ったり来たり。


このご時世、会うことは叶いませんが、

病室で携帯電話で会話することはオッケーでした。

 

母は携帯を持っていましたが、父は今まで持ったことがありません。

めっきり話すことも少なくなっていた父でしたが

協力して母を励ますことには同意してくれました。

 

繋がりが無くなったらアカン!!

これは携帯を準備せねば。

弟に頼み、携帯を準備してもらい、

看護師さんに手伝って貰えるよう頼みこみました。

 

なんとか父母や私たち兄弟のやり取りが始まりました。

毎日、誰かが誰かに電話する日々。

 

3月の終わりに母が退院してきました。

単調な生活や様々なショックで記憶がかなり飛んでしまっていました。

自分が入院してから父と会話したことも

あまり覚えていませんでした。


母の携帯を見てみると・・・

機械音痴の母のファインプレー!!! 

父と母の会話が録音されていたのです。


父と母がお互いを励ましているその会話を、

聞くことができました。


母の、大切な大切な宝物です。

 

電話を持って貰ってよかった、

看護師さんに頼んでよかった、


協力してくれた方や

新たな挑戦をしてくれた父に感謝。

 

これも、私の奇跡のひとつ。

こんな大きな渦に巻き込まれるような

奇跡を感じたことはありませんか?

 

#2に続きます




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