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わくわくが伝染る。

日曜日、渋谷のさくらホールで開催された和田裕美さんのイベント「わくわく伝染ツアー2024」に参加した。
2004年の初開催から数えて11回目の開催、今回が本当に最終回というから最初で最後に滑り込み。

今回はの準備も告知も短期間の突発開催だったというが、収容700名超のホールを満席にする集客力は流石、プログラムも中身がギッシリ詰まった3時間半だった。

テーマはお金と時間と心のハナシ。
ご自身のエピソードを交えた深いメッセージが心に響いた。

 人は何にお金を払うのか。
 何にお金を払いたいのか。
 どんなお金の使い方ができたら嬉しくなるのか。

 自分の時間をどう使うのか。
 どう使いたいのか。
 どう使ったら心の底から嬉しくなれるのか。

 お金と時間のやりとりに心が伴っているかどうか。

 お世話になります。
 よろしくお願いします。
 ありがとうございました。
 またよろしくお願いします。

そうした言葉たちが上滑りでなく真心と共にあれば、そこに人は幸せと喜びを覚える。

仕事と対価はコミュニケーションである。
お金をもらうために働くのは間違いではない。
でも、お金をもらうことを目的にしていると仕事と心が離れていってしまう。
かといって、心だけで仕事をしようとすれば搾取されてしまう悲しい現実もある。

どのあたりにバランスを求めればいい?

「貰う」と「稼ぐ」というテーマが面白かった。

働くとお金が貰えると思っていると、働く時間が苦痛になる。
いわゆる時給発想。
はやく終業時間が来ないかなぁ、という思いがあるとコレ。
「貰える」権利に意識が向いている。
ベクトルが内向きだから仕事を通した成長も期待しづらい。

働くことは稼ぐことと思っていると、働くことが面白くなる。
待っていては稼ぐことはできないから、いろいろ考えたり調べたりして行動する。
稼ぐには相手が必要だから相手のことも研究する。
どうしたらもっとたくさん買って貰えるだろう?
どうやったらもっと多くの人に契約して貰えるだろう?
「提供する」役務に意識が向いている。
常に気持ちが外を向いているからどんどん成長する。

わくわくするって、ナルホドそういうことか。

どっちの人生が正しいとか正しくないとか、そういうことではなくて。
ただ、どっちが面白そうな人生かってハナシ。

でもね、人生が圧倒的な欠乏の中にあると、なかなか「貰う」意識から離れられない。
それは人の心としてとても普通だし、恥ずかしいことでもなんでもない。

だけど、そこから少しずつでも人生を欠乏の暗闇から解き放つことができたらどうだろう?
だんだん気持ちが外に向き始めると思うんだ。

和田さん、スゴイなぁ。。

もうひとつ、「稼ぐコツ」を教えてくれた。
仕事をする時、期待通りの成果、100%の結果をゴールにする。
それもまたとても普通だと思う。
でも稼ごうと思うなら、常に100%以上の成果を目指すことが必要だよと。

対価以上の仕事をする。
相手から見れば期待以上の働きをしてくれたことになる。
相手には仕事の成果と一緒に喜びを提供したことになるわけだ。
そして自分自身は「成長」を手にいれる。

こうした仕事と対価のコミュニケーションを通して得られるものがある。
社会における「自分自身の価値」だ。
キャリアプランの大切さが問われる今、個人の労働市場価値を高める努力は極めて重要なテーマだろう。

もう少し、あともう一歩のところを妥協せずに追求する。
ここまで、と思う限界を超えてその先に手を伸ばす。
そういう努力をいつもできている人と、そうでない人では、その先の未来が全然変わってくる。

でもね、人生が圧倒的な欠乏の中にあると、なかなか「あとちょっと」が頑張れない。
それも人の心としてとても普通だし、残念に思うことでもない。

だけど、そこから少しずつでも人生を欠乏の暗闇から解き放つことができたらどうだろう?
もうちょっと頑張ってみようかなって気持ちになれると思うんだ。

和田さんって、やっぱりスゴイ。。

和田さんは「陽転発想」という考え方を通してそれを多くの人に伝えてきた。
たくさんの方々がその考え方に人生を切り替えてもらってきたのだろう。
こうして大勢のファンが集まるのは、やっぱり仕事と対価のコミュニケーションの成果なのだ。

ボクも、もうちょっと頑張ってみようと思う。