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食べ物が心と体にもたらす影響: 鬱病と食事の科学
鬱病と食べ物って関係が深いの知ってる?
会社の同僚に鬱病の人がいる。
障害者手帳を取得して、障害者雇用枠に入っていることを知ったときは驚いた。普段は穏やかな男性で、受け答えもはっきりしている。
ただ、体調不良の遅刻や欠勤は以前から目立っていた。
その理由が鬱だと知って、妙に納得したことを覚えている。
同僚が鬱だからといって付き合い方を変えたり、
評価を変えたり、ということはない。
かくいう私は、離婚のストレスで1年間社会に出ず引きこもっていた。
人生は、いろいろあっていいのだ。
前置きは、このくらいにして、本題。
鬱病の人の身体には、血中のセロトニンが足りていない。とても少ない。
これは皆さんご存知だと思う。
だから、鬱の人に処方される薬はセロトニン再取り込み阻害剤(※SSRI)が処方されることが多い。※末梢神経に取り込まれてしまう前に阻害して、シナプス間に長く滞在させるおくすり
では、そもそもとして
セロトニンの材料は何かご存知だろうか。
それはタンパク質なのだ。
アミノ酸の一種、トリプトファンからセロトニンを作る。
トリプトファンが多い食材は、肉や大豆。
もう一つ重要なことは、酵素。
材料が入ってきても、酵素の働きがないとセロトニンは作れない。
また、酵素の働きには鉄が必要で、ミネラル・ビタミン不足も解消する必要がある。
タンパク質、ミネラル、ビタミン。
これらの材料が入ってこなければ、身体はどうやってセロトニンを作るのだ!ということになる。
実際、こういった分子栄養学をベースに食事指導やサプリメントなどを使って、治療に役立てている医師がいるし、病院もある。
上司(頑丈)も同僚(鬱)もお菓子が大好き
鬱病と食べ物の関係性について述べたが、それを外れてしまっている人がいる。鬼上司だ。
私の鬼上司は、無遅刻無欠勤。
朝は何時から会社に来ているのだろう?何時に帰っているのだろう?
というくらい、長時間労働を毎日行っている。
しかも、「家に帰ってから仕事するわ」と金曜の夜に言ったりする。
週末にも仕事。
月曜の朝に、提案書を作ってくるのだから、ワーカーホリックもいいところだ。あの化け物みたいな体力はどこからやってくるのだろう・・・。
毎日の彼らの食べているものを観察
私が不思議に思うのは、鬼上司はお菓子が大好きで、食事をあまり摂らない点にある。
朝昼晩と見張っているわけではない。(そういう関係ではない)
見ているのはランチだけ。
あと、健康診断で要再検査をくらって医師とオンライン診断をする会話を聞いてしまった内容から推論をしている。
〜医師との会話〜
朝は、納豆とごはんです。
お昼は、おにぎりです。
夜も軽く、お酒はだいたい飲みます。
はい、はい。もっと歩きたいとは思っています。
などと、言っていた。
ちゃんとメタボリックシンドロームという診断をもらっている。
そりゃそうだ。ほとんど糖質しか摂ってないじゃんか。
鬱の人も、なかなか負けてない。
週に一度くらい、愛妻弁当を食べている。
なぜか、朝から机の上に置いている。
残りの日々は、カップラーメンかインスタントの焼きそば(でかいやつ)
極めつけは、朝からかっぱえびせんだ。
おはよーございます、とデスクに座ると
袋を開ける音がして、ポリポリ音が響いてくる。
かっぱえびせんが大好きらしい。
以前に、こんな会話を耳にした。
「俺はご飯に納豆が食べたいんだけど、カミさんがパンがいいって」
というわけで、鬱の人の朝食はパン。
出社すると、かっぱえびせん。
対象的な二人だが、いずれも糖質がメインの食生活の人たちだ。
毎日の彼らの行動を観察
鬼上司は
とにかく、せんべいをよく食べる。
オフィスグリコが友達で、何かよく買って食べている。
たぶん、2〜3時間おきにぽりぽり音がする。
うつの人は
とにかく、かっぱえびせんをよく食べる。
ただ上限は、一日一袋と決めているらしい。
両者とも、塩分と糖分をこまめに補給している印象だ。
鬼上司はタバコは吸わない。お酒は飲む。
鬱の人は、タバコを吸い、お酒も飲む。
気分転換の方法を持っていると言えるが、身体に良くないものばかりだ。
あと、運動は基本的にしていないらしい。
鬼上司に関心するのは、
酷いアレルギー持ちなのに過酷に耐えうるという点だ。
花粉症がひどくて、専用のMYティシュ箱を用意している。
「目が、目がぁ!!」といつも目薬をさしている。
花粉症が終わっている時期になっても、いつもこうだ。
目薬をさして、鼻をかみながら、いつも仕事をしている印象。
私があんな症状をもっていたら、仕事にならない。
それでも鬼上司は、長時間労働に耐えているのだから、これは超人的な体力を持っていると言えるのではないだろうか・・・。
糖質しかとっていない生活で、もはやミステリーである。
ここで、糖質過多で栄養素が不足気味なのに
妙に元気な人と鬱病の人の違いについての考察をまとめたい。
行動の違いについて。
上司は、とにかくよく喋る。自分の意見を言う。
仮説を構築し、間違ってもいいからとディスカッションする。
よく感情を爆発させている。
あちこち、動いてよく人に意見を聞きに行く。
まぁ、立場上もあるだろう。
鬱の人は、静かだ。
基本的に席から動かない。
動くときは、タバコを吸いに行くときだ。
自ら話しかけることは滅多にない。
下手をすると、一日中、口をきかなかった(あいさつ以外)
性格については、言及しない。
内向的・外交的などということは専門のテストでもしてみなければ正確なことはわからないから。
行動については観察可能だ。
発話は脳をたくさん使って、情動もうごくから
脳全体を使うことになるだろう。
しゃべらなくても、脳を活発に動かすことはできる。
不安や緊張を感じていれば、脳は忙しいのだ。
脳を使っている状態の違いは、
全体的によく使うか。
偏って、疲労過多を起こしているか。
脳を運動させているか。
脳を疲労させているか。
使うって、種類があると思う。
ホルモン材料は不足気味でも、行動によって脳内の活動に違い出る。
セロトニン以外に、ドーパミンやエンドルフィンなんかが出るのかも。
人との交流によって、場合にはオキシトシンなんかも出てて
メンタルの不調を防いでいるのかも?
と、考察したりする。
彼ら(健康診断再検査)と私の食生活の違い
鬼上司に唯一、マウントを取れるとすれば、
「私は健康診断で問題がない」ということ。
花粉症でもないし、アレルギーもないし、メタボでもない。
もっといえば、爪も肌も髪もアラフィフというと驚かれるくらいの質を保てっている。
ちなみに、6kg太った!と白状したら「太ったの?」と言われるくらいに引き締めるところは引き締めている。
朝に晩に、かかさず筋トレを続けているからだ。
腕立て20回✕2
クランプ60秒✕2
スクワットゆっくり10回✕2
股関節、肩甲骨のストレッチ✕2
これだけで汗がじんわり出てくる。
欠かさないメニューとなっている。
これを支える食事メニューは、タンパク質の積極的摂取だ。
ちょっと、マッスルな感じで気が引けるのだが・・・
毎朝、毎晩、プロテインを飲んでいる。
最近のお気に入りは、グレープフルーツ味やマンゴーラッシー味だ。
少し酸味があると大変飲みやすい。
プロテイン飲料には、ビタミン類も入っていて
栄養補給にちょうどよい。
時間がない朝、食欲がないときは、プロテインだけで済ませることもある。
朝にプロテインを摂ると、睡眠の質が変わるのをご存知だろうか。
タンパク質からメラトニン(睡眠の質を高めるホルモン)が作られるまで、平均14時間〜16時間かかるのだ。
だから、今日の睡眠のための材料を、今日の朝に摂ってあげるのだ。
メラトニンのサプリを飲むより、自分の体で作り出せる方が健康的だと思うし、なにより安上がりだ。
昼食は、手作りお弁当を持参している。
週末に作り置きしておいて、毎朝詰めて会社に持っていく。
栄養バランスは自分で考えられるし、コスパが良い。
おかげで、おやつに手を出さなくて済む満足感と栄養やエネルギーの持続がある。
となりのポリポリ音は誘惑にならない。
夜は、野菜中心にしている。
サラダや豆腐料理が多い。
本当に簡単なものだが、プロテインを夕飯前に飲んでいるので栄養の偏りはない。
余談だが、ダイエットで失敗するのは、野菜中心などと言ってタンパク質が足りてないために食欲が落ち着かないことだ。ずっと満足感がなくて、なにか足りない感じして、食べ続けるころになる。
参考:科学者たちが語る食欲
毎日、60g〜70gを目標※に摂っている。
※標準体重(身長m✕ 身長m✕22)✕1.2gで計算
おかげさまで、健康診断は問題ないし、花粉症もない。
体調不良も今のところ無い。
週に1〜2度程度は、歩いて会社から帰る。
距離にして3.5kmくらい。
アラフィフのうちに、身体を向上させる習慣を身に着けておかないと
更年期になってからでは遅いのだ。
参考:50歳の分岐点
というつもりで、健康管理や体力増進を心がけている。
そう、歳をとっても、若々しく元気で過ごせるカラダつくりをするのだ。
食べるものが自分を作っている。
10年後、20年後のこころも体も元気で健やかで、過ごせるように
食生活は気をつけましょう。
参考:鬱病とタンパク質摂取
https://www.alic.go.jp/content/000141085.pdf
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