抹茶金魚
三島ゆかりさんによる、初心者向けのコード理論のテキストを記事にしました。
ジャズ猫せんせいたちの四コマ漫画の各種シリーズをまとめました。
猫せんせいが俳句を教えてくれる四コマ漫画と、猫せんせいが川柳を教えてくれない四コマ漫画です。
筆者 三島ゆかり 前回の話の中でダイアトニック・コードを学習しましたが、ダイアトニック・コードをそのまま弾けばいいわけではないという話をします。 前回の記事はこちら→超おさらい音楽理論入門(2) 5. うつくしいとされる音の積み方 前回学習したダイアトニック・コードは以下です。根音から3度ずつ積み重ねた和音は、コード記号を学習したり、機能和声的なつながりを学習したりする際には適していますが、それを実際に鳴らして、よい響きがするかというと別問題です。 5.1 倍音列
テーブルの上で目障りにちらつくものが影で、私の手の影で、指がページをめくっています
オルゴールのシリンダーのピンがそれぞれ一本の樹であり一棟のビルだったとき櫛は光を奏でていました、窓の外を一心に眺める猫の眼が青いわ
ポケットを穴だと言われて、ポケットには本当に穴が開いていたけれど(輪廻から抜け出たように蝶々が)小道から見あげた空ばかりが青いのよ
五月分自選。 五月分まとめ。 後にしよう。キャラメルナッツだから 鈴虫になるまで初夏の文字を飼う 背けば光る 先んじて影が出口へ伸びている 布団を掛けてあげたような空 みんな囓った後だった、夏草や 待ち合えば春のトンボに耳がない みんなお花になっちゃったねえ 塩胡椒忘れて鳥たちでした 大小の皿を重ねて初夏の森 青を塗った、緑で塗った、黒に塗った 宝箱を埋めるのにちょうどよい湿地 電話に出たら耳鳴りだった 目端が利くので下位互換 柿の花も咲けばファラオにも呪われる 小鳥が鳴
暗がりから光のほうへ出たときの、あの一瞬の遮断だとおもいえばいいよ。間違えず真っ直ぐ進めば、轢かれるのは運の悪いカエルだけ
私はいいところだと思ったの。私には天国だったの。私はそこしか知らなかったから。お砂糖が切れたしシュガーポットを洗う
筆者 三島ゆかり 今回のテーマは、音階を一音ずつ上がるメロディを例に、メロディの一音ずつにコードを宛がってハーモニーを生みだす方法論について、です。 (筆者代理補足) モチーフ モチーフに対する考え方 非和声音とは、そのコードのキャラクターではない音のことです。 モチーフでは小節にDmのコードが振ってあり、レミファソ、とメロディの音があるので、レがルート、ミは9th、ファが3thで、ソは11thと考えてしまう向きもいるでしょうが、この場合のミ、ソは、テンションではなく
墜落するところを見たことがないから鳥には寿命がないのだと思うように、やわらかい豆腐
猫せんせいがお昼寝をテーマに熱唱してます。
猫ちゃん先生が運転免許を取得したもようです。 登場人物 猫ちゃん先生 ジャズ猫せんせいの白い方。 コードが得意。 紅茶 猫ちゃん先生の教え子。 もと野良金魚。 フリースタイルが得意。 2024/05/27 追記 猫ちゃん先生編曲のルンバ(?)いろいろ、よろしければお聴き下さい。 はつなつの小型特殊のルンバかな(抹茶金魚) Armando's Rhumba(チック・コリア) 開放弦バージョン Armando's Rhumba(チック・コリア) keyEmバージ
四月分自選。 まだ何か要る? 向日葵も真っ青 あちこちに爪を落として眠いこと 白い机ひろいつくえ春の月へ積み木 眠れる珈琲豆の人だかり 食べてみれば美味しそうだった ロビーからなかなか出られない地平線 やわらかい子どもがひろい地に満ちて 右へずらせば赤く左へ逃がせばバジル 水をくださいと言われて眩しい シャガールを擬人化された冷蔵庫 届かなかった。蛇はほどけて光り 花を 見つける 明日も しろい 四月分まとめ。 仔犬なら洗濯板と行方不明 まだ何か要
かなぽよ変換句のまとめです。 漢語林ほどに春めく目玉ぽよ 焼き芋のごとく猫いる春野ぽよ まだ咲いていない桜の水面ぽよ オムレツに根まで混ぜ込む春菜ぽよ 蜆汁リードシートを読む眼ぽよ たんぽぽを広げていって明日ぽよ ゆうぐれは雨に似て春ともしぽよ ゆく猫の尻尾の先の土筆ぽよ 昨日から桜の道の続くぽよ うつむけば水へ俯く菫ぽよ イントロにイントロがある桜ぽよ 影の先を蜥蜴の逃げる逃げるぽよ 耳コピにメトロポリタン雀ぽよ 花冷えの旋毛が揺れてピアノぽよ
対岸の桜が風に吹き上がりひとひら降りる誰の靴先
切れ字「や」を使って書いてあった句の「や」を「にゃ」に変換してみました。 とうすみにゃ木像のゆび燃え尽きて ・ 螢火にゃ 隅付き括弧 鉤括弧 ・ 炎昼の「チ・ヨ・コ・レ・イ・ト」にゃ服役す 陋巷を貨物列車にゃ涅槃変 ゆふばえにゃ繭ひからびて唐庇 十薬にゃ殴られながら笑む虚像 瓜実の 嬉し涙の デルタにゃ鵜 ・ 歯型付き 一枚革にゃ 苔の花 ・ 音は葉にゃ 雨を 小鳥の 疑問符 鋏み ・ 夏蝶の翅を拾ふにゃ風へ放す 向日葵にゃ光りて虚ろなる鏡