自由律虚無俳句をつくってみました

　オールナイト虚無というインターネットラジオ番組がかつて存在した。

　オールナイト虚無とは、2013~2016年ぐらいにUstream上で放送されていた、ダ・ヴィンチ・恐山氏とその友人による番組。アーカイブが今現在もyoutube上に残っている。

　このラジオの初回放送からある投稿コーナーとして、自由律虚無俳句のコーナーというものがあった。

　この「自由律虚無俳句」というのは、ラジオ内の説明をそのまま引用すると「５・７・５に収まらない自由な韻律で心情を表現する」ものである。

　これがおもしろい。

　投稿されてくるのはどう考えても俳句じゃないものばかりなのだが、悪質な悪ふざけレベルのものもあれば、文学的な作品が投稿されることもしばしば。

　おもしろいから自分も作ってみようかなと思って何首か作ってみたのだけれども、上で言ったようにラジオ番組自体は終了していて発表する場所がない。後追いリスナーはこれがつらい。

　というわけでnoteに公開する。

　計21首、よろしくお願いします。

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自転車の空気入れたあとの無敵感よ

マンガの並べ方で左利きという決めつけ

つい受け取ったレシート秒見つめて捨てざるを得ない

ああそうか気絶する方って西川君だったか

味以外の要素が不要

三大過大評価の発表です
犬・エビ・酒
以上

靖子を「せいこ」と読む勇気

ゴリラの事故物件に住んでいます

町内会でもらうお菓子、なんか嫌だ

しかるねこをしかる存在を君は知っているか

えっ実際このサイズ感なのですかイメージとかではなく

おそらくリセットさんを轢いてしまったのだろう

フレンドパークの恐竜はノーギャラという都市伝説

誰もが靴を隠されたことがあるとでもいうのか

倫理観がゴミカスの哲学入門

科学実験という名のビュッフェダイニングだったらいいのにね

お前の地元、床屋多いな

ほほうまるでポケモンの名前のような駅名じゃのう

私たちは坊主の大喜利が消失する日に備えているのです

嫌いを苦手に置き換えたところでの話

フェルマ～～～～～～～～タ

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以上です。