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MATCHAの力で、日本を「安心できる旅先」にする

編集部注:本投稿は株式会社MATCHA代表・青木優によるエントリーです。

2018年6月18日に関西地方を中心に起こった地震について、亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災された方々、及びその家族のみなさまに心よりお見舞いを申し上げます。

今回の地震を受けて、改めて思い出したこと、感じたことがありました。先日起きた出来事です。

訪日客に欠かせない路線でも、緊急アナウンスは日本語だけ

その日僕は、成田空港へ行くため、都営浅草線浅草駅で電車を待っていました。

しかし、しばらく待っても電車はやってきません。そのときアナウンスが流れ、人身事故が起きたこと、成田空港行きが運休となったことをはじめて知りました。

ただアナウンスは日本語の音声アナウンスと、日本語の表示のみ。当然海外の人は何が起きているかわかりません。

彼らは電車が来ないことに徐々に気が付き始め、キョロキョロと周りを見回し始めます。自分が8年前にインド旅行していたときのこと、そのとき彼らと同じようにとても困ったことを、僕は思い出しました。

日本は本当に、安心して旅ができる国なのか

僕の目の前にいたのは韓国人のグループでした。

「この電車は事故で止まったので、上野や日暮里経由で成田に行ったほうがいいよ」。そう伝えた時、彼らがとても安心した表情をしたことを覚えています。

全員に声をかけることは時間的にできなかったのですが、旅行者の中にはアナウンスが伝わらなかったが故に、飛行機を逃してしまった人もいると思います。一応駅員に海外の人に伝わっていない旨を伝えましたが、言葉の壁もありますし、彼らでも全員に伝えることはできなかったでしょう。

大阪の地震では、これとは比較にならないぐらいトラブルが起きてしまったはずです。日本人ですら大変なのですから、海外からきた旅行者にはなおさらでしょう。

おもしろいメディアから、欠かせないサービスに

この2つの出来事を経て、改めてMATCHAの役割を自覚しました。旅行者に安心、安全な日本旅を体験してもらいたい。

そのためには今のメディアという枠から、広い意味でのサービスに成長する必要があります。

例えば、MATCHAのユーザーであれば
・位置情報に応じて、緊急トラブルがしっかりプッシュでアナウンスされる
・病院の連絡先が表示される
・緊急コンシェルジュ対応が行える
という機能がしっかりと整備され、日本での安心と安全が担保されるようにしたい。

現在のMATCHAは旅行者にとって必要で、おもしろい日本の観光情報を提供しています。しかしその先には「日本旅行に欠かせないサービス」という到達点があるのでしょう。

状態目標としては「なんでMATCHAのサービス使ってないの?」という会話が生まれるのが理想です。ゆくゆくは、そんな安心、安全を感じられるサービスにしていきたい。

ちなみに、MATCHAの編集部も、すぐに地震の情報を出していました。気づいたときは嬉しかったです。FB埋め込みができなかったので、興味がある方はこちらをぜひ。

相手が誰なのかは関係なく、反射的にユーザーのためになることをする。こういったことをもっと積み重ねていきたいです。


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