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深爪ぎみな初対面

ついさっき、内定者の懇親会があった。
もちろん対面での飲み会はご時世的にも開くことができないので、Zoomでのオンライン開催だ。
規模は自分を含めて16人。
中にはすでに顔見知っている人もいるが、半数以上が本日初お目見え。
結果的には良い会で、非常に楽しい時間を過ごすことができた。
同期になる予定の人たちもほどよく個性的な人たちが集っていて、面白そうで魅力的な環境で働けそうな予感がして、既に嬉しい悲鳴をあげている。

こんな風に書くと、今日の初対面が大成功!自分の個性も相手にばっちり伝えることができて、これまでにない新たなコミュニティの最高な幕開けだ!
とったように思われるかもしれない。でも、真実はそれと程遠い。
今日の僕の試合結果は、、、「可もなく不可もなく」だった。

いや、そうなんだ。可もなく不可もなく、なのだ。決して盛大にやらかしたわけでもないのだ。そこそこ良い感じのリアクションは頂けたし、他の内定者と話すときも円滑なコミュニケーションは取ることができたと思う。

でも。だけども。「爪痕」は残すことができなかった。。。
最初の段階で「君は面白いね~」と言われなかった。。。

「なんのこっちゃねん!」「高望みしすぎだろ!」

たぶん、多くの人はこう思うに違いない。
正直、自分でも高望みというか、ハードルを上げすぎだと痛感する。
そもそもM-1優勝後の芸人じゃないんだから、爪痕を残してレギュラーになる必要性なんてない。ましてや、すべらない話の一つや二つを用意するなんてことも必要ない。別に他にもチャンスはいくらでもある。自分に好感を持ってもらって、深い理解をしてもらえる場面なんていくつもある。

でも、なぜかお笑い芸人の見過ぎが起因しているのだろうか、初回でインパクトを残さなければならない、というプレッシャーに駆られて、何となく上滑りしてしまう。クリティカルヒットはおろか、意図的な軽いボケもスルーされてしまいがちになる。

まあこの後いくつか場数を踏んで軽めのヒットを重ねていけば問題はないので、特に焦っているわけではない。
実際、今までもジワジワと自分の個性を出してきた自負はあるし。(とは言いつつも、そんなに人気者ではないけれど。そこは目を瞑ろう)

でも、最初からホームランを打てるような、パンチ強いような人間にはなれないんだな、と22年目の本日、そんなことを悟ったわけで。
大ボケな人とハングリーな人は凄いなと、改めて感じました。

さて、来年の4月に向けて、僕はまたコツコツと目立たないヒットを重ねていきましょうかね。



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