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アルテミス・ファウル 失われし島

小学生3年生の娘が読んでいた本を拝借してレビュー。これがなかなかどうしておもろいやないけっ!ファンタジーものとかでこんな難しい感じのも読めるようになったなんだなとシミジミ感慨に浸る。

さて本書であるが、タイムトラベルの話。作者のオーエン・コルファーといえばファンタジー系の地下の妖精世界とリアリズムを代表する地上の人間世界という二つの世界について描かれてきた。

ところが本作は時空を超えた異次元の世界観が加わって物語は数段パワーアップしている。ファンタジー×SFって感じだね。

物語では地球とハイブラス島を結ぶタイムトンネルを発見したアルテミスは、タイムトラベラーとなって、愛と勇気をもって世界を救おうとするんだけど、タイムトラベルには身体や脳にも何らかの影響を与えるというリスクがあるし、思い通りの時間に戻るのも難しい。

それが重要な要素となって結末で起こるショッキングな2つの出来事に繋がっていくので本書を読んで注視して欲しい!

ヒントは、1つはアルテミスの身体に異変が起こるという事。もう一つはアルテミスの家族に何かが起きるという事。普通の小説なら穏やかな結末が用意されているのに、こんなショッキングなエンディングとは…


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