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小説家になるな!: 職業作家のリアル、それでもなりたい人へ

本書は小説投稿サイト「トークメーカー」において開催された、一週間にわたる公開オンライン座談会の内容を大幅に編集し、新しい内容や補足を多々盛り込み、一冊の書籍として再構成したものとなっている模様。

最近は小説を読む合間に、こういう形式の本をサクッと読むのが好きだ。

趣旨としては、年収150万くらいの時に、編集者から「今の若手だとかなり売れてる部類の作家」って言われたことを軸に小説家で食っていけるのかがテーマになっている。

ヤバいな。年収150万って生活できないぞ。月収にすると、12.5万円だよ?社会保険とか年金でほとんど消えてしまう!150万のまま年を繰り越すとこの辺り安くはなるだろうけど、将来的な保証も低くなるわけで不安しかない。

しかし、これが作家のリアルなんだろう。活躍中のプロ作家3人が業界のリアルを語り尽くす、世にも世知辛い座談会の内容がリアリティに溢れていて突き刺さる。

小説家デビューの方法、クリエイターとしてのサバイバル術、独自の創作メソッド、創作者としての心構えから最近のネット小説界の動向まで紹介されていて、覚悟のうえで小説家を目指す人を後押しする内容となっている。

何かを成し遂げたいなら、「執念」と「覚悟」が必要だ。


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