妄想刑事課
これまでお伝えしてきたように約ひと月前まで留置場で17日間を過ごし、留置場で読める官本で良かった本や差し入れしていただいた本を紹介している。
釈放後に仕事を再開して、今回の経験をプラスにできるように小説家としても活動しようとTwitterアカウントを物書き用に取得し、情報収集していると「遊良カフカ」氏より、ダイレクトメッセージでkindleで読める本を紹介いただいた。
刑事ものがある!Amazonにはこう書かれている。
あなたが好きな刑事がきっと見つかる!警視庁の地下に密かに作られた妄想刑事課。そこに集まる個性的過ぎる刑事たち!
既存の刑事ドラマ概念を覆すバカミス・キャラクター刑事たちのショート・ショート集です。
特別付録リアル俳優イメージ付き。
上述のような経緯から、私は「刑事」には良い印象は抱いていない。もちろん良い感じの人もいたけど、やはりそれはそれぞれの立場を演じているに過ぎないのであって、逮捕後の目的は起訴に持っていくこと。
こんな刑事がいたら印象も違っていたろうなと私も妄想 笑
本業ではレストランのメニュー開発などを仕事としてやっているんだけど、皆さんも「秘伝のたれ」とか聞いたことがあると思う。
これって実際には数カ月で全部入れ替わっていて「伝統のたれ」とか「先祖代々に渡って受け継がれてきたたれ」とか実は意味がない。
1台の車があったととして、修理や部品の交換で全部新しいパーツに交換されたとしたら、その車はどの時点から別の車になるのだろうか。
人間だってそう。数カ月で大部分の細胞が生まれ変わってしまう。どこまで同じだったら、同じ人と言えるのだろうか。明日の自分は今日の自分とは違う自分かもしれないのに。
このことに関しては以下の記事を参照いただきたい。
だから、人を憎んだり、恐れたり、呪ったりするのは同じく意味のないことなんだよね。
憎む人間も憎まれる人間も明日は別人かもしれないのだから。
本書の俳優のリアルイメージという発想はGOOD! 小説を書く時って実在の人物を結構当てはめながら書いているけど、明文化しちゃうあたりのアイデアが楽しかった、できればタイトルの後くらいの方が個人的には良かったんじゃないの?なんて思うけど、あなたはいかが?
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