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【エッセイ】

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エッセイの記事をまとめました
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#日記

【エッセイ】お心遣い

お心遣い、お気遣い、 思いやり、慮ること、誰かを大切に思う気持ち。 そんな気持ちに触れた時、 とっても温かい気持ちになるんだ。 それは大切な誰かに対してのこともあれば、 名前も顔も知らない誰かに対してのこともあるかもしれない。 思いがけずに誰かの心を温めることもあるかもしれない。 機嫌がいい日ばかりじゃないかもしれないけれど、 笑顔とやさしさ、素直さと明るさを忘れずに、 生活していけたらな、なんて思うんだ。

【エッセイ】何からやるかの選択

先日、30歳になったという記事を書いたが、 まだ若いと思う反面、やりたいことを現実的においてみた時に、 意外と時間がないのではないかと焦りを感じた。 年を取ったとか、何もできないというつもりは毛頭ない。 いつだって今が一番若いし、 やれないことなんてないのだから、 いつからでだって挑戦できると思っている。 でも、自分のやりたいことを現実的に並べてみた時に、 もたもたしている時間がない、とは思ったのは事実である。 その中でも特に思ったのは留学である。 海外生活は父親の仕事の

【エッセイ】ありがとう20代、これからよろしく30代

歳を重ねることは怖くない。 ただ、いたずらに歳を重ねることが怖いんだ。 ついに30代になった。 前の記事に書いたような毎年訪れる誕生日前後の魔の期間はなく、 ここ数年で一番穏やかな誕生日だった。 ついに20代が終わった。 我ながら本当に頑張って生きたと思うし、 そうやって思える自分が少し誇らしいとさえ思う。 色々あった。 きっとみんなも色々あった。 そしてこれからも色々ある。 きっとある。 肌だって最初の曲がり角を曲がったし、 筋肉痛も少し後にきたり、 少しずつ今まで

【エッセイ】「おかえりモネ」を見て思うこと

現在、NHK連続テレビ小説で放映されている「おかえりモネ」。 本作は、上質な「小説」のような作品である。 特に登場人物たちの心情描写が秀逸だ。 何故?と思うけど、その何故?は複雑に絡み合った 過去の経験や今の感情が織りなす人間の心理の難しさと面白さであることをしっかり描いていると思う。 中でも、モネの島の幼馴染であるりょーちんが東京に来た時の話は、 20代の男女の心が軋むような話だったと思う。 好意には気付いている。 でも答えられない。 でも好き。 私も好き。 でもなん

【エッセイ】我ながら影響の受けやすい性格でして

「影響を受けやすい」と聞いて、どんな印象を持つだろうか? 少し皮肉めいたような、優柔不断といったような、 あまりポジティブは印象で使われる言葉でない気がする。 かくいう、私もあまり良い印象をもっていなかった。 しかし、 タイトルにもある通り、私は割と影響を受けやすい性格だと思う。 誰かがやっていることに感銘を受けたらやらずにはいられない。 そのせいですっかり多趣味だね、なんて言われる状態になる。 一回でもやったことがあるものは趣味に換算するのか? といったどこからが友達論

【エッセイ】ダイエットではなく、あえて私は「身体作り」と言いたい

12月中旬。 着ている服の写真を撮るために 四方向からの全身写真を撮る機会があった。 そして衝撃を受けた。 なんだこの丸っこい姿は…と。 薄々感じてはいた。 大阪時代にパーソナルトレーニングに通い、 ストイックに身体作りに勤しんでいたが、 新型コロナを理由に落としたお肉を取り戻すかのように 沢山食べていたのだから…。 おそらく人生最大に丸い。 巷で「コロナ太り」という言葉が聞かれるようになって久しいが、 私自身もその流れを作る一員としてしっかり丸く育っていた。 だってさ

【エッセイ】いつも元気にはいられないさ

あぁ、こんなにも無気力なのは久しぶりだ。 いつぶりだろう?と思うくらいに久しぶりだ。 好きなことをしていてもちっとも心が躍らない。 今回の私はそんなことじゃ機嫌が直らないんだからって、 機嫌をとろうとする私に不機嫌な私が背を向ける。 頑張ったって無駄だって思ってしまったのだ。 頑張っても評価が上がるわけでもなく、 頑張らなくったって評価が下がるわけでもない。 ならこんなことに心を燃やす必要はないと思った。 自分の時間を削ってまで、 自分の身を削ってまでするものではないと思

【エッセイ】憧れの場所~NY~

ニューヨーク。 私の憧れの場所、そして一度は行きたいあの場所。 ほとんど日本の裏側に存在する大都市。 日本からは飛行機で14時間、そして時差は13時間。 冬はまつ毛が凍るくらい寒くなるあの街で、 多くの人の人生が交わり”最先端”が生まれている。 経済と芸術の”最先端”が。 ヨーロッパが中心地なら、NYは先端だ。 NYで生まれて流行ったものが世界へ広まる。 新しいことの可能性を試す場所。 夢追いNYを訪れる人々の色が混ざり合い、 NYの街を描き出している。 12月31日。

【エッセイ】人生について考えてみる。少しだけ。

自分ではどうしようもできないことに 心を燃やすことは本当に疲れることだ。 根気強く付き合うともいうが、 自分の人生を生きるのも精一杯なのに。 秋の澄んだ空に光る街灯や家々の明かりが綺麗だと思った。 月並みな表現だが、この一つ一つの光の分だけ人生が詰まっているんだと思うと感慨深い。 人生は油断ならない。 いつ試練が訪れるかわからない。 でもその分いつでも挽回もできる。 本当の意味で安心してつける眠りは、 神様のところに行く時なのかもしれない。 ならばせめてその時くらい

【エッセイ】趣味は悩むことです。

人間の究極の趣味って「悩むこと」なのかもしれない。 思えばずーっと悩んでる。 物心ついた時からずっと。 飽きもせず、嫌というほど、休みなく悩んでいる。 小さいことで言えば、 今日何食べようかな、とか、 何を着て出かけようかな、とか。 大きいことで言えば、 どうやって生きていこう、とか、 なんで生きてるんだろうか、とか。 世の中は悩みで出来ているといっても過言ではない。 決断の数だけ悩みがある。 「人生は決断の連続だ」とよくいうけど、 そう思うと「人生は悩みの連続だ」とも

【エッセイ】星占いの是非

私は学生時代、定期試験の日は星占いを絶対に見なかった。 もし運勢が悪いと言われたら、結果に影響が出る気がしたからである。 一番最悪なのは11位の時だ。 アナウンサーに読み上げられることもなく、12位みたいに救済策も教えてもらえずに、救済された12位に抜かれる形で実質の最下位となっていまうから。 教えてくれなきゃ知らなかった今日の運勢の悪さを、 忠告するだけして、今日も良い一日を〜ってなるのだ。 「なるか!」って話である。 占いの中でも星占いはかなりメジャーだと思う。 朝の

【エッセイ】私はプリキュアなんだって思えばいいと思った

なんで中学生は髪を染めてはいけないの? なんで中学生はお化粧をしてはいけないの? これらに納得のいく答えを出せる人はどれくらいいるだろう。 校則でもって禁止をされているこれらのこと。 学校の先生でさえ明確な答えは出せないのではないか。 自分が中学生だった時はどうだったっけ。 確か、髪色やメイクは校則で禁止されていたと思う。 同級生では校則を破って髪を染めたり、メイクをしている子はいた。 でも当時の私はというと、全くその辺りに関心がなく、 禁止されていても問題ないといった感

【エッセイ】”自分”が肥大化すること

一人で生きていくことに飽きてしまったんだ。 だから私はここでパートナー探しに勤しむことに決めた。 一人で生きていくことはとっても楽しい。 自分で人生を切り拓いている感覚がもろに身体に突き刺さる。 その感覚が気持ちいいのだ。 そんな歩みの途中、ふと立ち止まり、気付く。 <自分が肥大化している>ことに。 自分は大切だ。 時には意識しないと近すぎて忘れてしまう存在だったりする。 でもそれって小さくて見えないのではなくて、 大きくなりすぎて見えなくなっているのではないか。 いつ

【エッセイ】寡黙だよねっていわれたい

私は、寡黙だよねって言われたい。 なんとなく、寡黙な人って とても思慮深い人な雰囲気を感じる。 語らずともわかっているといったような。 あまり話すぎると、言葉の密度が薄くなって 内容も薄いような気がしてしまう。 そう思うのに、私は話さずにはいられないのだ。 人は言葉でコミュニケーションをとる。 今までのこと、今のこと、これからのこと、 状況であったり、気持ちであったりを言葉で伝えあう。 ありったけの言葉を並べて、 より自分の気持ちに近い言葉を探し出す。 そして伝える。