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【同人】私が一次創作を描く理由

私は一次創作の男性成人向け同人を描いています。
"同人"と聞くとやはり二次創作のイメージがあります。
私も昔はそうでしたし、二次創作を描いていました。
ですが今は一次創作しか描いていません。
(Skebなどリクエスト次第では二次創作を描きます)
なぜ、一次創作を描くようになったのか
備忘録も兼ねて書き連ねていきます。


私が一次創作を描く理由

一次、二次とは?

今更ですが用語解説をします
一次創作・・・オリジナル作品
二次創作・・・版権作品(ポケモンやドラゴンボールなど)

つまり私は既存の作品のファンアートではなく
オリジナルキャラを作って作品を描いています。

一次創作のメリット

DL同人では成人向け一次創作が売れる
まず最初に思いつく一次創作のメリットはこれです。
DL同人とは成人向けコンテンツの電子書籍を
FANZA同人やDLsiteといったプラットフォームで
販売する同人活動です。
このDL同人では二次創作ではなく、一次創作が
最も売れるジャンルなのです。
冒頭で述べたように"同人"と聞くと、
コミケなどで二次創作の同人誌が売れるイメージです。
しかしDL同人となると一次創作一強といっても過言ではないです。
(理由は諸説あるので詳しくは説明できませんが、一説によると
二次創作の作品はDL同人サイトで検索やランキングに表示されにくいとか)
私は一次創作、二次創作の両方DL同人サイトで販売しましたが
一次創作の方が断然販売数が伸びました。

自分の妄想を一から具現化できる
冒頭でメリットがお金という話をしてしまいましたが、
当然一次創作の良さはそれだけではありません。それは
自分でキャラクターの造形や設定を作れるというメリットです。
私は絵に限らず創作する事が好きです。
絵の他に、作曲や造形など色々作ろうとしましたが
どうにも上手くいかず私の妄想を具現化しやすい手段で
一番再現度の高いのが絵だった訳です。
私は絵を描く過程で一番好きなのが絵を描く前に
設定やキャラクターデザインを考えているときです。
(これを絵を描くという工程に入れて良いかは別として)
色んなサイトや日々の生活からヒントを得て、
そのパーツを組み立てていく過程が楽しいと感じます。

設定や解釈を把握する必要が無い
これは二次創作との比較になってしまいますが、
二次創作の場合すでに完成されたキャラクターのファンアートになるので
そのキャラの設定や一般的な解釈を把握して描く必要があります。
二次創作のキャラクターの設定を何も知らずに想像で描いてしまうと
炎上するリスクが大きいと思います。(たまたま当てはまればセーフ?)
私もSkebで二次創作のリクエストを頂くのですが
キャラクターの見た目だけではなく設定や一般的な解釈を理解するために
そのキャラの元となる作品をある程度見たりします。
(それでハマってしまい制作が長引くこともw)
しかし一次創作ではそれらを一から自分で創作するので
既存の設定や解釈に捉われる事なく自由に描けるメリットがあります。

一次創作のデメリット

X(Twitter)で伸びない
イラストが一番多く見られるSNSはX(Twitter)だと思います。
Xはタイムラインに色んな人のポストが目まぐるしく流れてきます。
その中で目に止まるのは二次創作です。
既に知っているキャラクターであれば瞬時に認知できると思います。
例えば工事中の看板に作業員のイラストが描かれている看板と、
ピカチュウが描かれている工事中の看板なら後者の方が
目に止まりやすいと思います。
一次創作は認知度の低い「知らないキャラ」なので
どうしても目に止まりにくく無視されがちです。
(例外的に画力が高く自分のブランドを確立できている絵師のキャラクターなら目に止まりやすくXでも伸びると思いますが)
現在、日本人でイラストや漫画などが好きな所謂「オタク」が
最も利用しているSNSはXだと私は思います。
どの媒体に宣伝広告を出すよりXで伸びる事が一番コスパの良い
宣伝方法であるのは間違いありません。
そのXで伸びずらい一次創作を描くというのは、
絵師として活動するにはかなりハードルが上がり
大きなデメリットだと思います。
私はそのハードルを乗り越えられず挫折しました。
(Xの話はまた別の記事で深掘りしようと思います。)

私が一次創作を描く理由

これまで一次創作を描くメリット、デメリットを書きました。
本題の私が一次創作を描く理由はメリットにも書いた
妄想を具現化できるという事が大きいです。
自分が思いついた設定やキャラクターを想像しながら
頭の中で粘土のように捏ねて段々と形にしていく作業が
一番楽しく創作し甲斐があると感じています。
一次創作を始めてから街中や風景を見ていると
無意識に創作に取り入れようと考えるようになりました。
(成人向け漫画を描いていますが別に常にエ◯いことを
考えているわけではありませんよw)

そうなると日々の生活に無駄が無くなったと感じます。
ネタ切れになることもありますが、それはネタ切れではなく
その時期はアイデアが浮かばない時期だと思うので
そうなったら無理してアイデアを振り絞ろうとせず
何も考えないようにします。そうすればまた勝手にネタを思いつき
創作意欲が湧いてきていました。

そんな私が最も苦手なことは「絵を描く」ことです。
前述したようにアイデアは次々と生み出せますが、
それをアウトプットする肝心な「絵を描く」という
工程が凄く苦手なんです。
主な理由として、とにかく絵を描くと疲れてしまいます。
一つの作品を描いている間に3~4作品は描きたいネタを
思いつきますが、気持ちとは裏腹に体力が付いていかず
早く描き上げられないのが私の中でずっと課題になっています。
(絵を描くのが楽しいという境地に辿り着くのが目標です)

さいごに

私が一次創作を描く理由をメリット・デメリットを
踏まえて書いていきました。
私は二次創作をメインに活動した時期の方が長いですし、
二次創作の方が圧倒的にツイッターやPixivでのいいね数が
多かったのですが、それでも一次創作を選びました。
一次創作の楽しさを知ってしまったので
もうしばらくは二次創作に戻れそうにないですね。
この記事を見て一次創作に興味を持って貰えたら幸いです。

ではまた。

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