帰り道 【朗読】【1人声劇】
大きな看板の
レストラン
店仕舞いを始める
眼鏡屋さん
ボクを追い越して行く
自転車
信号待ちをする
車
マンションの窓から漏れる
オレンジ色の灯り
ボクと交わる事のない生活が
ボクと交わることのない日常が
そこには確かに存在する
同じ世界の中で
知る事のない物語が
それぞれの夜を迎えている
みんな頑張ったね
おつかれ様
明日もまた
それぞれの物語を始めよう
今は
ひとときの
休息を
この時間にも物語りを紡いでいる
名前も知らない人たちが
眠りにつくまでの間
ほんの
ひとときの
休息を
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【後記】
仕事終わりの帰り道
ほっとひと息
キミの声を聴きながら、、
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