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5分で読める、VRの今!!2019年は、VRで #起業しろ 【中国リサーチメモ】

1、インドのニュースアプリ「NewsDog」、シリーズC+ラウンドで資金調達を完了

2018/8 テンセントをリードインベスターとし、丹華資本、君聯資本、DotC United Groupなどの共同投資により5000万ドルを調達し、インドのニュース系アプリとしては最大額の投資を得た!

NewsDogは2016年に創立され、個々のユーザーの興味に合致するニュースやエンターテイメントコンテンツを配信する。創業者兼CEOの陳彧堃氏によると、現在インド国内に6000万人のユーザーを抱え、10種のインド方言をサポート。

中国のニュースアプリ『今日頭条』:参考になるモデル

ユーザー増加の仕掛けとしては、ライブ配信クイズや記事シェアでお小遣い稼ぎができるサービスなどを展開。今2018年5月には、サインイン、シェア、転送などによってユーザーがCNNトークンを得られるブロックチェーンのエコシステムを開始した。

ユーザーに収益が出る仕組みのセルフメディアプラットフォーム「WeMedia」。2018/8では、3万人以上が定期的に投稿しているという。

→メディアでの成功事例か?コレ面白い。

2、2019年 AR/VRのベスト投資時期

AR/VR業界が早期段階から抜け出す目安は、2021年??

未だ成り上がりと見られている。

AR/VRのプロジェクトは投資されづらい⁇
【メリット】
・ハードウェアイテレーション
・ソフトウェアのコンテンツの豊富さ
・VC視点で、安定的に成長している業界

2018年の上半期全世界のAR/VR業のベンチャーキャピタル額は70億元を超え、2017年の上半期(26億元)に比べて170%伸びた。
Magic Leapが2018年上半期に行った5.02億ドルの投資を考慮しないとしても38%の伸びがある。ベンチャーキャピタルを除いて、2018年上半期では17件のAR/VRベンチャー企業買収があった。

AR/VR業界に参入すべきは、2019年⁇

2018年上半期では、ウォルマート、ロレアル、snap、アクセンチュア、PTC、ValueSettersとデジタル王国を含む大企業、ベテラン上場企業などがAR/VRベンチャー企業の買収を通してAR/VR業界での勢力発展に尽力していた。

2018年〜2020年の三年間では150〜200件のAR/VRベンチャー企業が買収される予想。また、2019年下半期からAR/VRベンチャー企業の成長が開花していくであろう。

→VR市場2019年に来るのでは⁇

3、1億6,750万元シリーズA完了、最新型VRヘッドセットPico G2販売へ

VRヘッドセットメーカーPico(青島小鳥看看科技)が1億6,750万元(約27億円)のシリーズAラウンドを完了。

主な業務はVRヘッドセットの開発、生産及び販売である。

2016年に、クアルコム820を搭載したスタンドアロンVR HMD(ヘッドマウントディスプレイ)の初代モデルとして、「Pico Neo DK」を発表。以来、Goblinシリーズ製品を世に送り出し、2017年末には、6DoF (6方向のポジショニング自由)のスタンドアロンVR HMD「Pico Neo」を発表した。2018年、PicoはスタンドアロンVR HMDの最新モデル「Pico G2」を発表。

Picoのヘッドセット製品はこの2018年で約10万台を販売。業務用と一般向けとでは、製品比率は半々とのこと。業務用製品は、教育や不動産、保険、自動車、医療といった分野で活用され、中国人寿保険、蒙牛乳業、トヨタ、フォルクスワーゲンといった大手企業と業務提携を行っている。

中国国内のVRヘッドセット業界でのニュースでは、以前FacebookがOculusを20億米ドル(約2,230億円)で買収したなどあった。

・ハイエンドPC対応VR

・スタンドアロン型VR

・スマホ対応VR

早い段階からVR領域に参入していたFacebook(Oculusを買収)、Steam(HTCと提携)、ソニーといったビッグプレーヤーは、いずれもハイエンドPC対応VRを開発し、体感も良いが、かなりの高価格だ。サムスンとOculusの提携によるスマホ対応VR、GoogleのCardboardといった製品が低価格を実現させると、スマホメーカーやニュープレーヤーが続々と業界参入した。

PicoユーザーのVRニーズは主に映画観賞で、「Pico G2」では、この点への最適化を図ったとのこと

VR業界の発展は、ヘッドセット本体がどれだけ普及するかにかかっているが、2019年は業界にとって好調な時期になるとPicoは見ている。IT調査会社IDCの予想によると、2020~2021年には、中国でのスタンドアロンVR HMDの一般販売台数は500万台に達しそうだという(全世界では、1,500万~2,000万台)。Picoにとってライバルとなるのは、ハイエンド路線を行く華為(ファーウェイ)、低価格路線を行く小米、他の中小企業が数社といったところ。市場シェア率20%が目標ラインとなるだろうが、その時期を待たずとも、販売台数30万台に達した時点で、Picoのキャッシュフローはプラスに転じそうである。

→VR業界は、ハードウェアの普及にかかっているので、より供給スピードに目を見張りたい。

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