Bar3000[スリーサウザンド]ピノしか出ない夜。│企画報告&収支まとめ
バー企画をやろうと思ったのは、「ワインをグラスで提供すること」の難しさを体験したかったからです。
▶ イベントレポはこちら(こちらは全文無料です)
この話はまたしようと思っているのですが、わたしは将来的に「ワインバーを開きたい」・・・わけではありません。実は。
わたしの大切な誰かにとっての、そして、わたしにとっての安心できる「居場所」が造りたい。そのための運用資金をどうやって捻出するのか、一体どのような手段が考えられるのか。そういった、いわゆる事業計画の部分についてはただいま絶賛模索中。
とはいえわたしは、ただちょっと落ち着きがないだけの、ニンゲン1周め。事業を興したこともなければ、この世にない事業をいきなり生み出せるような天才でもありません。
そこで、まずはこの世にある事業を模擬的に体験して、いろんな失敗をしてみようと思い立ちました。
「とりあえず収支の記録をつけて、ちゃんと黒字化を目指しなよ」
そうアドバイスをくれたのは、なにを隠そううちの夫氏です。え、黒字化?ときょとんとしていたら、「だって将来のためなんでしょ?そうじゃないと、改善もできないでしょうよ」と言われました。な、なるほどー!
うちの夫は、いつだってわたしに、正しいニンゲンの道を示してくれます。アタシ、天才と結婚したかもしれない…と感動していたら、「普通のことしか言ってない。きみがこれまで、お金のことを考えなさすぎただけです」と一蹴されました。に、ニンゲンって難しい…!
というわけで、今回のバー企画の目標は「1円でも黒字にすること」。これが思った以上に大変で、かつ楽しかったので、自分への覚書半分、みなさんへのシェアの気持ち半分で公開します。ちょっと細かい話になりますが、損益分岐の話なんかもしますので、話半分で聞いてください。
今回のイベントにかかった経費
合計 ¥15,950
これに加え、単発で「ワイングラスを運ぶためのバッグ(¥2,780)」と、今後のために取得した「食品衛生責任者講習代」(¥10,000)がかかっています。これは、今回の経費には計上していません。
ところで「ワイングラスを運ぶためのバッグ」ですが、これ、めちゃくちゃよかったです。なんならちょっと感動しさえしました。なんたって、リーデルの12脚グラスセットがなんと「段ボール箱ごと」入るんですよ。すごない?
バー企画でいちばん困ったこと、かつ、今後も負担になりそうのは、実はこの「グラスを運ぶ」ことでした。だって、バーにグラスを持ってきてもらうなんて、そんなダサいことやりたくないじゃないですか…ふらっと来て、それなりのグラスで、ちゃんと美味しく飲んで手ぶらで帰れる。それこそがバーの提供できるひとつの価値だと思ってるので、グラスの提供にはこだわりました。
そういう意味では、やっぱり「お店」があると強いよなあ…なんたって、物が置ける。ワインだって毎回手運びになるので、流浪の民であるわたしはとりあえず、体力をつけようと思って毎日走っています(基本が気合と根性)
価格設定について
今回はグラス1杯¥600(4種類)と、「スペシャルワイン」を¥800で提供しました。なおセット売りもしており、4種全部飲むセットが¥2000でした。
結論からお伝えすると、「ワイン会」にしちゃうほうが収益は絶対にあげやすいです。
ちょっと細かい話をします。これは自分への覚書なので、薄目で聞いてください。
ここから先は
¥ 300
この記事が参加している募集
サポートでいただいたお駄賃は、バッカスへの課金に溶かしていきます!