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ワインに疲れたら、ワインを飲もう<フランス(ボルドー)/セミヨン・ソーヴィニヨンブラン>

こんばんわ!3000円ワインの民、ますたやです(^○^)
みなさん、ワイン、飲んでますか?🍷

かくいうわたしは、今夜は休肝日。
優秀なキュウカンバーとして、静かにオールフリー(ノンアルコールビール)をたしなむ夜…

とはいえ、キューカンバーにはキューカンバーなりの楽しみがあるわけで、
それが、翌日のワインを選ぶことです。

あしたになったらなんのワインを飲もうかと、わくわくしながら考えているこの瞬間は、キューカンバー唯一の、そして最大の、楽しみな時間でもあります。

だってほら、いま家にあるあのワインも、このワインも、もしかしたらあした飲めるかもしれない、ってわけじゃないですか…!

うちに眠るすべてのワインを飲める可能性がある。
今のわたしには、可能性しかないのです。最強じゃん。

そんな夢のような時間をすごしながら、わたしの頭には、ふとある感情がよぎるのです。

はー、ワイン飲みたい。


さて、年末年始からここまでのますたや、なかなか落ち着かないワインライフを送っていました。

いつもと違う場所で飲むワイン、いつもと違うひとたちと楽しむワイン、そして、めったに飲めないワインを飲む機会。

さらには、楽しくもみっちり詰まった週末のワ活スケジュール、などなど…

普段あまりしない体験や、普段あまり飲まないワインたちが重なって、なんとなく「いつもの」感じが棚上げになっている、そんな日々が過ぎてゆきました。

いつもは飲まないワインを飲むことも、いつもとは違うメンバーで飲むワインも、それはそれは本当に、最高に楽しい時間だったのですが、
思えばそんな日々のなかで、もしかするとちょっとワイン疲れをしてきていた・・・のかもしれません。


「今夜は、これなんてどう?」
その夜、近所のワインショップで最初にソムリエから勧められたのは、サヴァニャンを使ったジュラ地方のワインでした。

サヴァニャンを使った、ジュラのワイン?

基本的に、珍しいワインが大好きな我が家。なにせここのソムリエには、全幅の信頼をおいています。
いつもだったら、「へー!おもしろそう。それ、いただきます!」と飛びつくところが、この日はどうも、なにかが違いました。

ちがう。今夜は、サヴァニャンじゃない。

「なにかもっと… こう… スタンダードなワインを…」

そうして勧められたのが、今回の3000円ワインでした。


ドメーヌ ド シュヴァリエ クロ デュ リュヌ
リュヌ ブランシュ 2015[¥ 3300 ]

<ワインdata>
国:フランス(ボルドー) 種類:白ワイン 品種:セミヨン/ソーヴィニヨン・ブラン ヴィンテージ:2015 生産者:ドメーヌ・ド・シュヴァリエ インポーター:アストル

<バランス>
酸味★★☆☆☆ 糖度:★★☆☆☆ 香り:★★★☆☆

こちらのワインの生産者は、ドメーヌ・ド・シュヴァリエ。
赤白ともにグラーヴ地区の格付けを持つ名門生産者であり、そのシュヴァリエがソーテルヌでつくるワインが、こちらの「クロ・デ・リュヌ」シリーズです。

満月のエチケットがとっても印象的ですが、なんでもこのシリーズには、ドール、ダルジャン、ブランシュの3種類があって、
お安いほうから、白色、銀色、金色の文字が使われているという、なんというか、わかりやすいシステムが採用されています。わかりやすい。

近所のソムリエP氏によれば、「白と銀で、十分うまい」とのこと。
今回わたしがいただいたのは、「白色」のリュヌ・ブランシュでした。最安!


こちらのワインに使われている葡萄は、セミヨンが70%、ソーヴィニヨンブランが30%。いわゆるボルドーブランと呼ばれる、世界に名をはせるブレンドです。
おお、これぞ「いつもの」ワイン。「いつもの」安心感。

セミヨンの比率が多くなっているため、飲む前のイメージとしては、ふくよか、厚みがあって酸味が柔らか、かもしれない、と思います。
すこし熟成が進んでいるので、輪郭はマイルドかも。
そんなイメージを持ちながら、グラスにワインを注ぎました。

ジューシーなイエロー!

香りはやや控えめながら、ふんわりと白い花の香りがのぼってきます。
くちに含むと、これが、まさにぴったりとイメージ通りの味

酸は柔らかく、全体的にまるみがあって、ふんわりとした白い花のイメージがよく似合います。
奥にはミネラルが感じられますが、海系の「塩っぽさ」というよりは、どちらかというと「チョークっぽさ」を感じる飲み心地。

やわらかでありながら、骨格は硬質。しかし豊かな厚みがあって、上品なまとまり。これぞまさしく「The 白ワイン」という風情で、飲んでいて心から安心するワインでした。

ああ、癒される…
これこれ。あたし今、まちがいなく、おいしいワイン飲んでるわ…!

そんな風にしっくりとなじむ、「ちょうどいい」ワイン。

わたしにとってはまるで七草がゆのような存在として、じんわりと全身に、そして疲れた肝臓に、しみこんでいったのでした。


珍しいワインも、楽しいワインも、ハッピーなワインも、すべてのワインを愛するますたやですが、そんなワインたちを愛するためには、わたし自身を真ん中に整えておくことが必要不可欠なんですね。

いつのまにか振り切れていた心のワインメーターを、そっと真ん中にもどしてくれた、そんなドメーヌ・ド・シュヴァリエのリュヌ・ブランシュとの一夜だったのでした。


わたしが大切にしている、ストレッチマンの名言があります。

「ストレッチマンの趣味は、ストレッチ。ストレッチに悩んだら、気晴らしにストレッチをします」。

ワインで疲れた心は、ワインで癒す。

おかげであしたのプチ禁酒解禁デーには、またおいしいワインをおいしくいただくことができそうです!やったね。


それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました♪ また次の#3000円ワイン か、 #ワ活 でお会いしましょう。3000円ワインの民、ますたやでした(^○^)♪ はやくワインが飲みたーい!(わくわく)

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■ ますたやとは:

関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワインは週に約5本(休肝日2日)。夫婦で1本を分けあって飲みます。3000円ワイン以外のワインについては、Vinicaにて夫が更新中。2021年、夫婦でJ.S.A.認定ワインエキスパート取得。これからもおいしいワイン、いっぱい飲むぞ~!

twitter:@3000wine_tami
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