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2022年ワイナリー初め ~瀬戸内醸造所に行ってきました~

新年あけましておめでとうございます(^○^)
3000円ワインの民、ますたやです♪

さてみなさん、年末、そして年始、おいしいワイン飲んでますか?

待ちわびたクリスマスが終わった途端、街に流れるBGMは琴の音に、クリスマスツリーはしめ縄へと一夜にして変貌を遂げ、
「あと5日で今年が終わる!」と、街中がそわそわしはじめる年末。

そしてただ年が変わっただけなのに、なんだかめでたい気持ちになるお正月。

年末年始って、ただそれだけで、おいしいワインを開けたくなるから不思議です。・・・え、なりますよね?

わたしはこの年末年始に、決めていたことがあったんです。
それは、2021年に澱のように溜まっていった、セラーに眠る『飲めないワイン』たち ――すなわち、元値が高くて、希少性が高くて、飲むタイミングを失って…etc、飲めなかったワインたち―― を、飲む、ということ…

が。大掃除、年賀状作り、実家への帰省などの予定をこなすうち、あれよあれよと日々は過ぎ…
年末年始を口実にこの澱ワインが飲めるのも、残りわずかとなってしまいました。

ああ、あのワインも、このワインも、そういえばあんなワインもあった!
ぐふふ、どんなマリアージュにしようかな~??^//^などとわくわく夢想していたのは、いつのことだったでしょう…

刻一刻と迫る「年明け」に向け、なんとか心理的抵抗を試みる、そんな正月三が日を過ごしています。時は残酷だ。

さてみなさん、初詣には行かれましたか?
初詣とは、年の初めに、地元の氏神様や恵方の神社寺院に参拝する日本文化。
1年間わたしたちを守ってくださった神様に感謝を伝え、そして次の1年間の健康を祈ることが一般的です。

もちろん例にもれずわたしも、日本文化であるこの初詣を、大事にしています。ええ、していますよ。(前ふり)

と、いうことで、行ってきました。

わたしたちの氏神様、バッカス様のおわす場所。
ワイナリーへ!

ここにはきっと神様(バッカス)が…!


2022年の初詣におとずれたのは、広島県三原市にあります瀬戸内醸造所さんです。

あ、初詣の意味が違うことはわかっています。わかってますが、この設定で行きます。ついて来てください。(無理矢理)

瀬戸内醸造所さんは、2018年に委託醸造によるワイン造りを開始された、比較的若いワイナリー。2021年4月にはワインを楽しめるレストランが、そして夏からは併設の醸造所にて自社での醸造も開始されています。

今回おとずれたのは、そのレストランとワイナリーが並ぶ醸造所(ワイナリー)です。

まず、よかったらこちらの動画を見てください。

おおぉ… 美しい。

醸造所に向かうエントランスをまっすぐに抜けるとそこには、穏やかにきらめく瀬戸内の海が広がっています。

美しいエントランス

瀬戸内の波は海流が複雑に入り組み、互いにぶつかり合っています。全国の海のなかでも流れがはやく、鳴門の渦潮をつくことでも有名です。
海流がぶつかり合うことで小さな波を作り、水面に光が乱反射するんです。綺麗ですよね。

コンクリート敷きの白い道はまっすぐに海へと繋がり、そのままじゃぼんと海に入れそうに見えます。
実際この白い道の端から、海まで降りていくこともできます。

この日は寒かったので波の端キャッキャは見送ったのですが、やろうと思えばできそうですよ、波の端キャッキャ

▶ 映える波音を撮ったつもりが、めちゃくちゃ風が吹いていて、どちらかというと寒そう(映えない)

とはいえ、無理に波の端キャッキャしなくとも、複雑に交わる波や行きかう船をのんびりと眺める時間は、なかなか贅沢な時間でした。
大人も楽しめる海、瀬戸内海。それでもわたしは、波の端キャッキャをして生きていきたい。(寒い)


ワイナリー自体は、比較的小さな施設になっています。
コース料理専門のレストランに、自社のワインを売られている売店。エントランスを挟んだ隣には、醸造所が建っています。

レストラン棟
レストラン「mio」

基本はランチもディナーも、予約制のコースとなっています。もちろんすべて、こちらのワインとのペアリングが考えられているコースです。おいしそう。

ティータイムは予約が入っていなければ当日受付でもよいそうですが、今回はさすがお正月、予約はどの時間もいっぱいでした。地元の方にも人気なんですね。

お食事には、醸造所見学もセットになっているようで、みなさん楽しそうに参加されてました。いいですねぇ、次こそはわたしも…!^^


今回わたしは、ワインの試飲(有料)をさせていただきました。

試飲の量じゃない。

▲ おなじく試飲の概念が崩れる、銀座ワイナックスさんの記事はこちら。

思わず「え、試飲の量じゃない」ってそのまま声に出ました。「100mlあります」と店員さんが教えてくださいました。それは… ふつうにグラスワインだな?

それぞれのワインの説明も
海に透けて輝く泡

それにしても、エメラルドグリーンの海を眺めながら飲むワイン。ひかえめに言って最高です。

今回いただいたワインは、どれも石川県のハイディワイナリーさんでの委託醸造ものでした。どのワインも、余韻にすこしの塩味が感じられたことは印象的。

そうか、なるほど。おなじく海沿いの醸造所なんですね。だからなのか、背景のテロワールにはなんとなく共通点が感じられました。海を見ながら飲むワインとして、まさにぴったりな表情です。

カベルネの赤は、想像以上に綺麗な造りでした。「ありのまま」の良さを生かした感じで、無理してない自然な風味に肩のちからがすっと抜けるよう。

ロゼは温度があがるほど、じゅわっと出汁感が出てきます。これはまちがいなく、日本食に合う。

泡はまず、見た目が美しい。背景の海にベストマッチしてます。金の波、「金波(Kinpa)」というネーミングにもぐっと来ます。
すこし冷やしめにして、海の幸に合わせながら飲むのなんて、ひかえめに言ってハッピーなんじゃないかな


ひととおりいただき、今回は「金波(Kinpa)」を2本お持ち帰りしました。

ちなみに1本はさっそくその日の夜に両親とともにあけましたが、母は「えりゃあしっかりした泡じゃなぁ。いつもの泡と違う気がするで」と、キレキレの備後弁で話していました。
特別ワインに詳しいわけじゃない母にとっても、なんとなく瓶内二次発酵の雰囲気は感じ取っていたのかも。

おせちの残りとともに

全体的に小さな醸造所なのですが、なんだか居心地がよく、いつのまにか長居してしまってました。
この土地が持っているのんびりとした穏やかさに、影響されたところがあったのかもしれません。

帰りには尾道で途中下車して、カフェでまったり。

隠れ家的な雰囲気の「ハライソ珈琲」さん
ネルドリップですっきり。チーズケーキもぺろりといけちゃう。

時間はひたすらゆるやかに過ぎゆき、なににも追われないお正月の素晴らしさを堪能した、ゆるショートトリップとなったのでした。


いやあ、いい初詣でしたね。海とワイン、抜群におしゃれでした。
さすがうちのバッカス、正月から最高にもてなしてくれる。まさに神対応。(神だけに)

新年早々、もしかして自分がおしゃれ女子になったんじゃないかと、勘違いさえさせてくれた我がバッカス。年始からさっそく有能すぎます。

▼ うちのバッカスの神対応(神だけに)はこちら

間違いない。
これで今年も無事に、せっせとバッカスに課金することにな…

ハッ!

ま、まさか… そのために…

こんな接待初詣を……?!?!

神にとってのかき入れ時、お正月。さっそくバッカスにもてなされ、今夜のワインの価格(お布施)が1.5割増しになってしまいそう。

まだセラーに、飲めない澱ワインがあまっているというのに…!

まあいいか… まだ今日って、お正月ですもんね???(魔法の言葉)


おお、神よ。我がバッカスよ。
どうか今年もおいしいワインを、できればおいしい3000円ワインを、このアルパカめに、たくさん飲ませてください!(二礼二拍手一礼)

わたくしますたや、2022年も本気で遊び、ご機嫌にワインを飲んでいきたいと思います🍷
みなさんとも今年こそは、リアルでお会いできますように。

それまでお互いに、それぞれの場所で、健康に生き抜いていきましょう!

今年もゆるへたアルパカが登場します

それではここまでお読みいただいてありがとうございました♪
今年も楽しい #ワ活 に、せっせと励みたいと思います^^また次の記事でお会いしましょう! #3000円ワイン の民、#ワ活びと の、ますたやでした(^○^)

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■ ますたやとは:

関東在住の30代、3000円ワインの民(たみ)。ワインは週に約5本(休肝日2日)。夫婦で1本を分けあって飲みます。3000円ワイン以外のワインについては、Vinicaにて夫が更新中。2021年、夫婦でJ.S.A.認定ワインエキスパート取得。これからもおいしいワイン、いっぱい飲むぞ~!

twitter:@3000wine_tami
Instagram:@3000wine_no_tami

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ワイン好きなゆるへたアルパカが、ゆる~くしゃべってます。日常的なゆるーいワイン会話にどうぞ。

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