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WineBarやどり葉のロゴについて

お店のロゴを作りたい!だって、なんかカッコいいから。(小5)

そんな小学生的天真爛漫リーズンによってスタートした、やどり葉ロゴ制作プロジェクト。今回ご縁あって依頼させてもらったのは、WEBデザイナーの益田絢子さんです。

あやこさんとは、知人の紹介で知り合いました。初めてお会いしたのは4月の下旬。オンライン打ち合わせの際、知人の紹介のあとに続いて「どうも~~~!!!マイコです〜〜〜〜〜!!!」と画面に飛び出したあたし(※オンラインでもリアルと同テンション)を、瞬時に温かく受け止めてくれたこころ穏やかなレディです。

余談ですが、わたしは自分の魂ががちゃがちゃしてるので凪の魂を持つニンゲンに惹かれる癖があります。もとの職業柄ひとの話はちゃんと聴けるよう訓練されているのですが、それはあくまで仕事上のスキル。根本的な性質としては無限おしゃべりニンゲンなんです。油断するとわたしばかりしゃべるので、同居している夫からは「ますちゃんの話は4割しか聞きません」と宣言されています。かなしい。

あやこさんとの打ち合わせではまず、WineBarやどり葉を開くことになった経緯についてお伝えすることになっていました。そのためには、わたしがどういう人生をたどり、なににつまずき、なにを考え、そして、なにを目指したいのか――そんなことを語る必要がありました。

「やどり葉」の店名には、雨宿り/命が宿る/ヤドリ木という3つのテーマを乗せています。そしてこのテーマにはわたしが大切にして来た、そして、これからも大切にしていきたい大事な想いが詰まっています。そんなことも、つらつらと…というか、ベラベラと…というか、お話させてもらいました。

朝もはよから人の人生を聴く(※仕事前の時間をいただきました。仕事の前に仕事をする、みんな仕事好きか…!)、その大変さを、わたしも多少は知っているつもりです。それでもあやこさんは真剣に、丁寧に、静かに耳を傾け、わたしの話をじっくりと聞いてくださいました。とてもいい時間でした。

さて。その後もやりとりを続けながら、途中あやこさんが風邪を引いたり、あたしが風邪をひいたりしながら(みなさまご自愛ください)、ついにロゴが完成しました!まずはみなさん、見てください!

じゃーーん!

か、かわいい~~~~~ッッ!!!

めちゃくちゃかわいい…愛おしい…お店に命が吹き込まれて行くようです。

デザイナーあやこさんからは、こんな紹介文をいただいています。

「やどり葉」の頭文字「y」で、人が集まりにぎわう様子と、シンボルのヤドリ木を表現しています。シンプルな形状ですが、手描きの味わいを出すことで、やどり葉が生み出す温かな空気感を演出しています。

素敵か。

ロゴを見てくれた皆さんからは「ブドウの枝みたい」とか「緑色って安心する色だよね」とか「yが”人”にも見えるね」とかとか、すでにいろいろと楽しいご感想をいただいています。シンプルなだけにいろんな人のイメージが反映される、それってなんだか「みんなで造る居場所」の感じがロゴにも表現されている気がします。嬉しい。

それにしても今回のプロジェクトを通して、デザイナーってまじで尊い仕事だなぁ…!と目が覚めるような感動を覚えました。ちょっと、ついでなので聞いてもらってもいいですか?

わたしはひとり遊びが得意なんです。ある程度いろんなソフトがつつけることもあって(それもこれまでのひとり遊びの賜物なんですが)、デザイナーやイラストレーターといったアートワーク関連の方と組んで仕事をしたことがなかったんですね。

と、いうと聞こえがいいんですが、要するにひとに頼ることが苦手で、誰かに頼むよりは全部自分ひとりでやってしまう方がはやいし楽だったんです。

ところが今回デザイナーであるあやこさんにお願いさせてもらって、なるほど、得意なひとにお願いすると、こんなにも自分のちからになるのか!とハッとしました。

わたしはたぶん、理解も表現も言葉のほうが得意です。だからこうしてnoteの記事を書いたり、同人誌を発行したり、ラジオで語ったりしているわけだし、Instagramよりも断然Twitterのほうが得意なのも、あそこが「言葉」に特化している文化を有しているからだと思っています。

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でも、ロゴって「視覚」じゃないですか。理解したことを「目に見える情報」に置き換えなきゃいけないわけです。

わたしの人生や、そこから生まれてきたテーマ、そしてこれからも大切にしたい想いーーそれらを、受け取り、理解し、抽象化して、さらには「目に見える情報」に置き換えて表現するなんて、わたしには一体どこから手をつけたらいいのかさっぱりわかりません。なんならこれらを1本の小説にしろと言われる方が、わたしには「できる」感覚があります。

初めてやどり葉のロゴを拝見したとき、去来したのは「わかってもらえた」という実感でした。

わたしが伝えた言葉や、想いの端々にあったはずのなにかの要素。それらをつかみ、吟味し、そして大切に温めてくださった。そのことがはっきり伝わってきたんです。

奇しくもロゴが届いたその頃、お店の方向性に迷いが生じていた時期でもありました。そう、準備の過程であたしは、何度も自問自答することになりました。どうしてあたしは、お店がやりたいって思ったんだっけ。安定を手放し、安心する環境を飛び出し、時間だってお金だってたくさん使って、それでもやりたいと思ったのって、一体なんでなんだっけ……

そんなとき、このロゴが届きました。それで、ああそうか、わたしがやりたかったのは「こういうことだった」と、言語ではなく直感ではっきりと思いました。ああ、デザインって、こういう力があるんだ。それはまるで、生まれて来たロゴに、生みの親のあやこさんに、そしてなぜだか、これまでの自分自身に「わかってるよ」と温かく背中を押されるみたいな、不思議な体験だったのでした。

こんな看板にもできます、という画像も届きました。かっこよすぎて今すぐ欲しい(どこに飾るんや)
Tシャツ……作っちゃう……?!

さて、無事にロゴもできあがりまして、ようやく名刺も入稿できました!長らくお待たせしました……というか「名刺くらい持たなきゃだめだよ!だって六本木でしょ?!ちゃんと宣伝しなきゃ集客どうすんの!」と真剣に心配してくださったお客さまのおかげで、チョッ早で入稿いたしました。お客さまはいつも大切なことを教えてくださる……

今回は、名刺のデザインもあやこさんにお願いさせていただきました。なにからなにまで、本当にありがとうございました。大切に、末永く、使います!

こんな名刺ができあがります!

なお、名刺を置いてくれるお店屋さん、いらっしゃったらお声掛けくださいませ。関東近縁でしたらどこでも駆けつけます。よかったら1杯飲みながらお話しましょう🥂もちろん置かせていただいたお店のショップカードは、やどり葉でもお配りします!

お店屋さんじゃないみんなも、ぜひもらってね。しばらくは多めに持ち歩いておこうと思うので、カジュアルに声かけてくださいませ~!

というわけで、着々と準備が進んでいるような、遅々として進んでいないような微妙なところですが、引き続き頑張ります。

やどり葉オープンウィークのご予約も引き続き受付中です。みなさまのお宿り、お待ちしております!

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■ ますたやとは:
関東在住の30代。ワイン好きが高じて2023年3月から都内のワイナリーで働きはじめ、2024年7月から六本木で『WineBarやどり葉』をオープンします。
2021年J.S.A.認定ワインエキスパート取得/2022年コムラードオブチーズ認定。夫もおなじくワイン好き。夫はWSETLevel3を英語で挑戦中。

▶WineBarやどり葉について

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