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まだ読んでない人限定。最も感動するマンガの読む順番【鮫島最後の十五日】


これは私がリアルタイムで読んでなかったからこそ見付け出した、最高に感動する読む順番です。(あくまでも個人的な見解です)


『鮫島最後の十五日』


この相撲マンガを皆さんはご存じですか?
作品が未完の状態で作者さんの訃報があったことで、一時期話題になっていましたね。
私はそのあとで初めてこの作品を読み、あまりの面白さと人間ドラマの深さに、もの凄く感動をしました。


そして全てを読み終えたあとで、『鮫島最後の十五日』の前の段階も知りたいという衝動を抱き、

『バチバチ』
『バチバチBURST』

と、前々作と前作も読んでみることにしたのです。



『鮫島最後の十五日』を先に読んでいたこともあり、登場人物達の出会い方や成長を、もの凄く想像しながらの読書になりました。

凄いのはキャラクターが、最初から全然ブレていなかったこと。
ただの一人もです!
しかも成長の描き方が、本当に上手い。
読んでいて何度鳥肌が立ったことでしょう。

いつの間にかそれぞれのキャラクター達に、もの凄く感情移入している自分がいました。


そして改めて読む『鮫島最後の十五日』。
感動の比が最初に読んだ時とは比べものになりません。

鮫島鯉太郎を何も知らずに読んでも面白かったのに、鮫島のこれまでの人生を追想したことで、私は完全に彼の生き様に魅了されてしまっていました。

しかも鮫島だけではなく、他の力士達にもです!


どうしてボロボロになりながらも、全ての取り組みに全力で挑むのか?
最初に読んだ時には理解できなかった理由が、何となくわかるようになっていました。

ライバル達もまた、鮫島の全力に対して本気で応える。
それはこれまでの人生があったからこそだという背景が見えたことで、読んでいるだけなのに心から応援してしまう自分がいました。


こうして最後にどうなるのかを想像しながら至る、最強の横綱、泡影戦。

二度目の読了の際に抱いた感動は、上手く言葉では表現できません。
数時間は余韻に浸っていました。



物語は順番通り読むのが一番良いと言う方がたくさんいると思います。

でも私は、あえて最初に『鮫島最後の十五日』を読んだ上で、もう一度『バチバチ』から読み直してみることをオススメします。

何故ならその方が鮫島鯉太郎という人間の魅力が良くわかるから。

嫌われている人間の嫌われている理由。
応援される理由。


観客達の感情さえも、全て合理的でリアルに描ききった佐藤タカヒロ先生は、本当に偉大で素晴らしいマンガ家さんでしたね。
今さらながらですけれど、心からそう思います。





創作活動にもっと集中していくための応援、どうぞよろしくお願いいたします😌💦