日記 230414「葉々社という魅力的な本屋さんに行ってきました」

先日、行ってみたいと思っていた本屋にやっと行けました!

短い空き時間に行ってみようと急に思いついたので、じっくりと置いてある書籍を堪能する時間があまりなかったのですが、棚に並んだ本、そして平置きしている本を少し見ただけでも好きな品揃えだというのがわかりました。

気になっていたのに購入するのをすっかり忘れていた「本の雑誌」を棚で見つけました。そして「スピン」は第3号を少し前に買って読んでみたところとても面白かったので、その前の第2号を購入しました。

第1号と第2号はAmazonで取り扱っていなくて、店舗を探すかと思っていた所だったので嬉しかったです。

大型書店に行く事が多かったので、小さいスペースに個性的な書籍がぎっしり詰まっている感覚を久しぶりに味わいました。

最近は断捨離をして書籍を減らし、電子書籍で買えるものはKindleなどで揃えるようにしていましたが、やはり紙の本は手触りや匂いがあって楽しいと葉々社さんにお邪魔して改めて思いました。

お会計の時に店主さんと少しお話をする事ができました。毎週月曜日は近くの大学病院で出張本屋を開店しているという話になり、そう言えば自分が入院した時に本のおかげで辛く憂鬱な日々を乗り越えられたのを思い出しました。その時ちょうど平野啓一郎さんが芥川賞を受賞した時だったので「日蝕」をじっくりベッドで読む事ができました。体調が万全でない時だったのでなかなか頭に入ってこないながらも、同い年の人がこんなすごい話を生み出す事に感動しながら読んでいました。

病室から見える景色はあまり変化がなく、いつ退院できるかもわからないでいると、まるで自分の時間が止まってしまったようで本当に気が滅入りました。

でもいろいろなジャンルの本を読んでいる時は好きな所や好きな時代に行けて、しばし白い部屋からするりと脱出している感じでした。そして退院したらこんな事をしたいというアイデアをもらい、それが入院生活を乗り切るモチベーションにも繋がりました。

そんな出張本屋をしている葉々社さんにはずっとお店を続けてほしいので、月に1回はこちらで本を買おうと決めました!今度はちゃんと時間がある時に行ってみます。

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