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車椅子ユーザーとイオンシネマの件

車椅子ユーザー vs イオンシネマ。
以前も車椅子ユーザーが JR か何かに難癖つけていたことを思い出します。

【 気になるワード、合理的配慮 】

気になったのは、「合理的配慮」です。
私も詳しくはありませんが、合理的配慮は障がいがある方を最優先する話じゃないはずだと思い、調べてみました。

『障害者の権利に関する条約』では以下のように述べられています。

" 「合理的配慮」とは、障害者が他の者との平等を基礎として全ての人権及び基本的自由を享有し、又は行使することを確保するための必要かつ適当な変更及び調整であって、特定の場合において必要とされるものであり、かつ、均衡を失した又は過度の負担を課さないものをいう。"

『過度の負担を課さないものをいう』。

ここで私が思ったのは、「介護職ではない映画館スタッフに介護をさせることは過度の負担ではないのか?」ということになります。
過度な負担でしょう。

また、労働基準法において、持ち上げてもいい重量が定められています。
女性なら 30kg 未満、男性なら 55kg 以下です。
それ以上の重量の場合は、2 人以上での作業が義務付けられています。

もちろん、介助のためだけに人員を配置するとは考えにくいですが、追加で人員を配置する可能性は十分に考えられます。
そうなると、その人件費も映画館側の負担になります。

【 できることをなぜしないのか? 】

一方で疑問に思うのは、この車椅子ユーザーは、「やるべきことをやっているのか?」という点です。

ネット環境があることは明白です。
であれば、下調べもしくは事前連絡もできたと考えられます。
たとえばこれが知的障がいや精神障がいであれば話は変わりますが、今回は車椅子ユーザーなので当てはまりません。

「何度か利用した際は対応してくれた」らしいんですが、もしこれまでも事前連絡なしで行ったのなら、「労基法に抵触する可能性があることを、複数回突発でも対応してくれた映画館」ということになりますね。

逆に言えば、「他人の善意を当たり前と捉える車椅子ユーザー」ということになります。
言葉の節々から感じられるのは、まさにそれです。
「さあ、叩くならこの店です!」と言わんばかりのツイートもありましたし、正直な感想を言うならば「性格ひん曲がってるな」です。

【 それぞれの言い分もありましょうが 】

さて。
双方の言い分を聞いたわけではないので、最終的な私の意見としては「なんとも言えない」です。
わかっている事実のみで考察すれば、車椅子ユーザーにやや非がある可能性が高いとは思いますが。

そんなことより、この一件でどうしても気持ち悪いことがあります。
車椅子ユーザーを擁護する側の人間のうち、何割が日常的にそういった方のお手伝いをしているのでしょうか?

他の記事でも書いていますが、実働を伴わない優しそうな言葉を吐く連中が、気持ち悪くて仕方ないです。
映画館での介助についても、擁護している人間たちが進んでやらないのはなぜでしょう?
「もしまた映画館に行くなら、私に声かけてくださいね」と、なぜ言わないのでしょう?

口だけならなんとでも言えますよね。
本当に気持ち悪い。


他の車椅子ユーザーの方からの批判も見かけました。
例の車椅子ユーザーに話を戻すと、それだけ大声出せるなら、少しも " 弱者 " じゃないと思います。
属性は、免罪符にはなりません。
車椅子だろうと、他者への感謝を忘れた怪物は嫌われて当然です。
それが平等です。

最近の論調を見てると、その辺がだいぶバレてきてるので、正常な世の中になればいいなと思います。


以上
本日はこの辺で。

ありがとうございました!

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