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さよならの向き合い方~あのときの自分をよしよしすること~

ずいぶんと時間が経ってしまいましたが

さよならの向き合い方

「大切な人との死別のショック」ケア方法について

自分が実践していること、

それを経てのことについて書いてみようと思います。


私の場合

大切なおじいちゃんとのお別れの時

悲しかった

さみしくなった

置いて行かれたようで腹が立った

みんな忙しそうで

誰も慰めてくれなかった

こんなに傷ついているのに

自分含めて ぜーんぶ知らんぷりしてしまった

平気な振りをした

悲しむのは違うと 思ってしまった

他にも沈んでいる人がいるから

その人を安心させたいと思ってしまった

こんなに傷ついているのに

そのまま見ない振りをした

その「放置したこと」がずっとくすぶっていたんです。


年数が経って

身体はすっかり大人になっても

このくすぶりが、小さな時の自分が

なんで気づいてくれないの!と主導権を握ろうとする瞬間がある

あのときと同じような喪失感を感じさせないで!と

防御策をはろうとしてきたりする

感情面で特にその影響が大きく出ていました。


「なかったことにする」って、なんでしてしまうのか


悲しいさみしい悔しい腹が立つ.....

ねえ、それってダメなこと??


悲しいことや さみしいこと

あるいは 怒りに似た悔しさ 怒りそのもの


いわゆる「負の感情」と思われがちな 怒と哀を

「いけないこと」って刻み込んでいる人

意外に多いなあって感じることがあります。


これを読んでくださっているあなたはどうですか?


ちなみにわたしはずいぶんと昔は

こういう感情は汚いって思ってました。

いまでも時々、怒りに染まる自分は醜いと思ってしまうこともあります。

だから死別ショックをずいぶんと後になっても

引きずってしまっていたんだと思います。


でも


個人的な感覚だけれど

わたしは感情全部、ピュアだろうがドロドロだろうが

その人から放たれた、生み出された物だと感じるので

基本的に全部、キレイだと感じるようになりました。


だからか、今は自分から生まれる感情にあまり抵抗はありません。


過去の死別ショックを認識して、自分をケアしていきたい、自分で

と心に決めてから

この「自分の感情にokをだす」ということが

自分を大切にすること、ケアすることに

とてもとても、役に立ちました。

もしかしたらここしばらくの自分との向き合いで

「自分の感情にokをだす」ということが

よりできるようになったのかもしれない。


自分の感情にokをだすってどういうこと??


シンプルに

「この感情ってよくない」

とか

「こういう考え方良くない」

とか

ブレーキをかけずに

泣きたいなら泣いて良い

わめきたいならわめこう

暴言だって吐いていい

ごろんごろん、のたうちまわったっていい


とにかく「出す」という作業が、

感じたことをなかったことにしていた人にはおすすめです。


そしてそれは、わたしは一人で思い切り出来る空間や

時間を用意してあげて、やることが多いです。

(人を巻き込むことで、またストレスを呼ぶこともあるから)

(そうならない、安心できる人の側でそれをしてみるのも、とてもよいと思います◎)


突如強い感情がきたときは??


フラッシュバックともいうのでしょうか......

日常を過ごしているとき

買い物をしているときや、働いているときに

胸がヒリヒリするような 喪失感が襲ってくることがあります。


さみしいよ、かなしいよ


感情を認めてあげる作業をしていると

このフラッシュバックは多くなった気がします。


あのときの自分が今の自分に甘えているようなターンなのかなあと

考えていたりするんだけれども。。


そんなときは「ふかーーーーい深呼吸」をしていました。

周りの人にばれないように(マスクぐっじょぶ)

すーーーーはーーーーーーて(笑)


痛みをはき出すようなイメージで


「大丈夫、大丈夫」って

自分をハグしてあげるような感じです。


「よしよし、大丈夫だよ」って。




死別のショックをマイルドなものにしていくためには

あのとき封じ込めて冷凍保存してしまった

喪失感(複雑な感情の複合物)を

昇華させてしまう必要があると感じていて


浄化の炎みたいなものだと 思っているのだけれど、


一旦ぜーんぶ燃やすための材料として出し切って

くべて 燃やして

高く高く燃え上がる様をみつめて

昇華する感じ


昇華には


出し切ること(感じきること)→ 認めてあげること

呼吸でそらすこと(痛みの追記であっていま傷ついているわけじゃない)

→ 大丈夫だよ、とフラッシュバックから自分で自分を守ってあげること


という効果があるんじゃないかなと思ってます。

(あくまでわたしの場合だけれど)


どちらにせよ、ずっと放置していた 

こじらせた感情との向き合い方は

ものすごく地道で、自分自身に繊細なアンテナをはる

こつこつとした作業だなあと。


だからこそ、長い目を見て すぐに結果を求めず

自分をケアすることに取り組んでいきたいなと思うんです。


最近は ずっと怒っていたり、泣いていた小さな自分が

今の自分におくるみにつつまれて、

抱っこされているイメージに定着しました。


ほっとする、安心の場所が


おじいちゃんから、「わたし」になれつつあるのかなって

微笑ましく見守っているこの頃です


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