免許取得。

タイトル通り免許取得しました。
長年の取る取る詐欺、やっと汚名返上。
多分かれこれ10年。
取りたいなと言う思いはずっとあったものの、必要性をあまり感じなかった事、
そのお金があれば他にやりたい事が常にあった事、この２つが決め手に欠ける理由でした。

自分は何者か？

じゃあなんで今更とったのかと言うと、ざっくり言えばコロナで時間ができたから。
まぁ想像に難くない理由。笑
実際音楽家の皆さん、結構な数の方が「免許取りました！」「教習所に通ってます！」とSNSで書かれているのを目にしました。
そして、私も例に漏れずその一人な訳ですが、その時間ができたからという枠の中でも大きく分けて二つの理由があります。

まずは自分が何も持っていないことに気付いたから。
コロナで仕事が立て続けにキャンセルになった時に最初に考えた事は
「私は他に何かできる事あったっけ？」。
その時に資格も持っていない、
持続化給付金の申請をしようとすれば身分証がないから区役所に走る日々、
音楽があると思ってきたけれど、いざそれが無くなったら私何もないな…とふと気付いて。
別にそれで不安になったとかそういう事ではなくて、ただシンプルに現実に気付きました。
好きなことをずっと続けて、生活もできているけど、でもわかりやすく形になるもの何にもないなって思ったら何か形としてわかるモノを手に入れたくなって。
そこで最初は時間もあるし資格でもとってみるか…と色々調べ始めたのですが、
まぁ興味の湧かないものに対して勉強する気の起きないこと！笑
笑っちゃうくらい興味がわかなくて、ユ○キャンで資料取り寄せてみたものの多分今頃部屋のどこか楽譜の下敷きになっていると思います笑
で、諸々経て「あぁこれはいよいよ免許だな」と。
免許を持っていれば自分が何者か証明できる身分証にもなるし、
あとはママさんブラスの指揮をしだした10年前から団員さん達に「子供できる前に絶対取っとくべきですよっ！」ってずーっと言われていたことを思い出したり、
車に乗れたらスコアと楽器とパソコン持っての移動も楽になるなとか、
合宿仕事はしごもスムーズに行けるなとか、
色んな未来が見えたから取ろうと思いました。

2020年の記録として

それからもう一つの理由が、コロナで今年のほとんどを何もしないで終わらせるのがすごく嫌だった。
厳密にいえば練習の質が変わったり、普段やらないエチュードにじっくり取り組めたりと変化はあったけど、それは自分の中だけの話で、
2020年を「コロナで大変だったね、辛かったね」で終わらせたくなかった。
常に何かしてガムシャラに生きてきたので、今年もちゃんと何かを残したいなと思ったのです。
だから免許をとったことで、私にとっては2020年がコロナだけの年では無くなった。
いつか思い返した時に2020年は免許をとった年！
そう言えることが実は一番嬉しいことかもしれない。

決めたら早い。が…

とにかく免許を取ると決めたらそこからは本当に早かった。
翌日には入校手続きを済ませ、乗車実習が始まってからは１ヶ月で卒業。
毎日朝9時から学校に通い、短パン、キャミソールにキャップというにふざけたカッコで毎日車に乗っていたら「海行ったの？」といわれるくらいふざけた日焼け（短パン焼け）をしました笑
でも急に目標ができてあっという間の１ヶ月だった気がします。
ですが！！！！！
こんなに順調に行っていたのに、最後の関門学科試験！
これが本当に私は苦痛で…
まず机の前にじっと座って勉強できない。
試験を受けている間すらじっとしていられない。
ちょっとした物音が気になって問題文が全く頭に入ってこない。
机に向かう勉強が自分に向いていないことが本当によくわかりました。笑

そんなこんなな私も本日無事免許取得！（拍手👏）
仮免、卒検、最後の学科試験、全て一発合格で無駄なお金と時間もかからず。
みんなから言われていた「免許証の写真は絶対うまく撮れないよ」という心配も案外普通に撮れたし笑、
学科試験の合格発表は、某国立大学を受験したときの合格発表と同じくらい緊張しました。
色々経験できたな。

「免許なんて中卒でも取れる」
まぁそう言われたらそうかもしれないけれど、未知の世界に飛び込むというのは大なり小なり刺激的なものです。
そして免許をとっても絶対乗らないと豪語してきた私が、案外運転にハマり、
車が欲しいな…とか思っちゃってるのだから、
やっぱり何事もやってみないとわからないね！
ひとまず目下の目標はペーパーにならないこと…友人を道連れに運転の練習に励もうと思います。
恐怖体験したい方はご一報ください。
いや、嘘です、真面目に練習したいので優しく教えてくれる人募集中。
そしてまた渡航制限が解除された時にはハワイで大きい車運転するんだ！

真剣な話から、結局最後はこんな感じで終わります。
案外いろんなことを考えながら免許を取得したお話でした。

Masumi