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あのとき数学をもっと勉強しておけばよかった #Excelで学び直す数学

大人になってから気づくのが、「数学が必要になる場面が意外とある」ということ。

データが与えられたとき、平均を求めたりグラフを描いたりするくらいなら誰でもできるかもしれませんが、もうちょっと高度な分析をしようと思ったときに、どうすればいいのかわからなくなってしまうのです。

最近話題の人工知能を勉強しようとしても、数式がたくさん登場します。これを学ぼうと思って、高校の教科書を取り出してみると長い証明が続いてゲンナリ…

大人になった今、必要な数学だけを学べる本はないものか…ということで、こんな本を書いてみました。

数学はわからないけれどExcelなら使える

仕事では売上を集計したり、アンケート結果を分析するためにExcelを使っている人は多いでしょう。もちろん、請求書を作成したり、納品書を確認したりといった文書を作成するために使われることもあります。

プライベートでも、住所録を作成したり、家計簿を管理したりするために使っている人がいるかもしれません。

人によってさまざまな使い方が考えられるExcel。計算には使っていないけれど、最低限の使い方は知っている、という人は少なくありません。

このように、数学が苦手だった人でも簡単に使えるのがExcelの特徴です。

Excelで数学が学べるのか?

Excelは確かに便利なソフトですが、数学を学ぶときに使えるのでしょうか?
名前の通り「表計算ソフト」ですので、表形式のデータに対してさまざまな計算が可能です。
計算ミスもありませんし、式を書き間違えても修正するだけですぐに再計算してくれます。

これを使えば、数学を学ぶときの効率が大幅にアップするのではないでしょうか?
Excelには、合計を求めるSUM関数や、平均を求めるAVERAGE関数などよく使われる関数が用意されています。
それだけでなく、統計に使われる関数もたくさん用意されており、ベクトルや行列も簡単に扱えます。

さらに、「データ分析ツール」や「ソルバー」といった無料で使えるアドインが用意されているのです。これらを使うと、簡単な操作で高度な分析も可能です。

数式と合わせて学ぶ

複雑な数式を知らなくても、Excelのようなツールを使うだけで計算結果が出ます。しかし、だから数式を読めなくてもいい、ということにはなりません。
実行された結果の意味を理解するには、数学的な背景を知っておくことも大切なのです。

このようなツールを使ってざっくりと理解したあとは、その数学的な背景を合わせて学んでおくことも大切です。
もちろん、学校で学んだような証明はビジネスの場面では不要です。

ただし、そのツールでの計算方法を知るだけでは意味がありません。数学はさまざまな分野が1つにつながっていますので、一部分だけを学んでもその前提がわかっていないと、その意味を理解できないのです。

そこで、学校で学んだような数学を順を追って確認することも必要です。

社会人にとって必要なところだけを学ぶ

学校で学んだ数学をもう一度やり直す、というと大変なことのように思えるかもしれません。
しかし、三角形の合同や相似を証明することが必要な社会人はほとんどいないでしょう。ビジネスの場面ではそれらは当たり前のこととして、使ってもいいはずです。

そこで、社会人にとって必要なところだけを抜き出したのがこの本です。

以下のような目次になっており、幅広い内容をシンプルにまとめた内容になっています。

目次1

目次2

ぜひ一度、手にとってみてください。

この記事は「Math Advent Calendar」に参加しています。数学に興味がある方は、ぜひ他の記事も読んでみてください。


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