見出し画像

11月11日中国通販DAY

中国“独身の日”に異変? 爆売りのカリスマ・口紅王子「理性的に消費して」 背景にある“共同富裕”夫の海外駐在で2017年~2020年1月まで中国・北京に住んでいたので、その時の経験を少しご紹介します。

「1」が4つも並ぶこの日、中国ではオンラインショッピングの日とされ、
インターネット通販各社は大々的なキャンペーンを行います。
     
なぜ、この日なのかというと、中国では11月11日は「独身の日」
なぜなら1人、1人、1人、1人…だから。
    
「1人でオンラインショッピングして楽しもうぜ!」という説得力のあるような無いような理由。かといって、独身者用の商品だけがキャンペーン対象になるかというといっさいそんなことありません(笑)
     
節操もなく、あれもこれもほぼ全てのオンライン店舗でここぞとばかりに大盤振る舞いしてくれます。割引というより、普段の商品と値段に量が倍になったり、オマケがこれでもか!とついてくる。

中国では、この乗っかれるものにはとにかく乗っかる逞しさとしたたかさを随所に感じることができます。強い。
    
そして便乗しまくる結果、このセール期間の売り上げが桁違い。かつその年の経済状況を如実に反映するので毎年大きなニュースにもなるのです。
(広報PRマン的にはこの時期の話題にどう便乗するか考えちゃいますね。)

日本でもこんな感じで取り上げられています。
【ITmediaニュース】「中国EC恒例の「独身の日」大規模セール、習政権のIT統制で変化」2021年11月11日 07時00分 
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2111/11/news056.html 


このセール、日本で「年末大セール」どころの騒ぎではありません。それを肌で実感することができます。

る車は配達車ばかりになり、マンションの玄関は配達された段ボールがうずたかく、巨大な山のように積み上げられ、その中からジェンガのように自分あての段ボールを探して引き抜く(←技が必要)。

クリスマスのプレゼントまでこの時期に買ってしまう人もいるくらいです。

※かの有名なアリババが運営するECサイト&アプリ「タオバオ」では、中国全土から商品が届けられるのですが、自分が注文した商品が今どこを移動しているか、地図上にリアルタイムで表示され、到着したら配達員の評価(星を付ける)システムが整っています。これも中国ITのハイパワーを感じる点でもあります。  
        
この日にたいていの人が何かを狙うのですが、私は何を買っていたかというと…。写真の化粧水と乳液のセット。

北京は乾燥地帯で、湿度は東京の平均湿度70%に対して、北京は湿度10-30%程度。からっからです。日本の基礎化粧品では太刀打ちできません。砂漠になります。ほんとに切実なくらいカサカサしました。
           
かといって、ローカルの化粧品は怖い…。

そんな時に見つけましたよ、資生堂さんが中国の乾燥地帯に合わせて販売している「オプレ」という中国専用ブランド。資生堂という安心感、ローカルの気候に合わせて開発された確かさ。もうこれしかありません!実際使ってみたらすーっごく潤うんです。ちなみに日本では買えません。ごめんなさい。

金とダークピンクと青 リラックス グラデーション 会いたい友達 Instagramの投稿

資生堂さんだけあって、割とお値段がはります。中国通販を覗いていると安売り商戦も繰り広げられている中、まぁまぁなお値段。

そこでですよ!11月11日(正確にはこの日に向かって1週間くらいの期間)に狙ってごっそり買うわけです。そうするといつもの1/3くらいのお値段でおまけもついてくる!

まぁ、言わずもがなですが、買いすぎますわな。(これを狙っての大セールなわけですが。)

ということで、日本に帰国して2年目の冬もまだリフィル1本ある状態で使い続けております。東京の湿度半分以下の地で肌が潤う資生堂中国限定商品で、東京の冬のお肌を守ります。余裕。歳には勝てないですが…。

11月11日のnoteでした。

【参考】
【ITmediaニュース】「中国EC恒例の「独身の日」大規模セール、習政権のIT統制で変化」2021年11月11日 07時00分 
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2111/11/news056.html 

↑より引用「20年は最大手のAlibaba Groupの取引額は2020年8兆円規模だったが、21年は「最も低調」(ロイター通信)になると指摘される。」とのこと。実際どうか追いかけて見てみたいと思います。


【ABEMA TIMES】中国“独身の日”に異変? 爆売りのカリスマ・口紅王子「理性的に消費して」 背景にある“共同富裕”11/10(水) https://times.abema.tv/articles/-/10005418

爆売りのカリスマは口紅王子ってこの傾向がおもしろい。軍隊的無骨なマッチョ男子をよしとする中国政策に若者が抗っている証拠かもしれないですね。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?