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30代女性向けの幸せアイコンゼロの私はいったいなぜ幸福なのだろう?

35歳女性、独身、子どもなし、彼氏もなし。

こう書き連ねると、不幸で満たされない人生を送っている女性像が浮かぶことでしょう。

……まぁ、私のことなんですけどね!(笑)

せめて仕事が充実していて、お給料をたくさんもらっているなら、

「あぁ、仕事が楽しい時期なのね」

と、まだ肯定的に捉えてもらえますが、とうとう残業なしで手取りが20万円を超えることはありませんでした……。

そんなはたから見たら、負け組の私。

なぜでしょう? とても幸せなのです。

多少は不満や不安、ストレスだってあります。

それを差し引いても、充足感があります。

おかしいな?世間では「不幸」なはずなのに。

そうやって考えているうちに気づいたことがあります。

それは世間でいう幸せは、加算を中心に考えているということです。

彼氏がいて、結婚して、子供が生まれて、家庭を築けて。

一般的に「幸せ」とされていることを、人生に加えていくのです。

でも、冷静に考えると、それらは必ずしもプラスの加算とは限らないんですよね。

(ニートで小遣いをぜびってくる)彼氏がいて、

(後からモラハラだということが発覚した男性と)結婚して、

子供が生まれて(旦那さんが手伝ってくれないからワンオペでしんどいし)、

家庭を築けて(幸せなはずなのに消耗ばかりしている)、

という風にマイナスを足している場合もあると思います。

根本的にネガティブな思考の私は、物事を悪い面も常に想像してしまうのです。

結果、負の要素のあるものは可能な限り避けるという生き方をしてきてしまいました。

そのことによって、大きな幸せを逃している可能性は大いにあります。

いや、間違いなく逃しています。

それでも、自分にとって「負」になるようなものが少ない分、ストレスもまた少ないのです。

人間もまた生物の一種です

子孫を残すことが最大の使命なわけですから、私のような加算をせず、「幸せ」を追わないことは生物として間違いなのかもしれません。

しかし、私は今、間違いなく幸せなのです。

自分の「好き」を仕事にし始め、大好きなデグーと暮らし、趣味を楽しみ、ストレスなくのんびり生きる。

もちろん私が幸せでいれるのは、私の判断によるものだけではありません。

家族が親族、友人たちが健在で、社会的に恥ずべきこともなく、つまりは周囲の人間に恵まれているという「運」による要素もあります。

私がここでどれだけ幸せだと主張しても、負け犬の遠吠えにしか聞こえないかもしれません。

でもその負け犬、なかなか楽しく吠えていたりします。




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