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すきなひとが結婚した

好きなひとが、結婚しました。年上の一般男性で、芸能活動にも理解があり、とても優しい方だそうです。わたしの好きなひとは、元アイドルのタレントです。

ああああああああ〜〜泣く〜〜〜〜。やっぱりまだ理解はしているけど、受け入れられてない。好きになってから、9年が経とうとしている。本当にすきだった。

その知らせを聞いたとき、彼女は、わたしとおんなじ世界に生きていないってことを、心底思い知らされた。こんなにちかくにいるのに(いない)、こんなに長い時間をともにしてきた(応援してきた)のに、こんなに好きなのに(ファンとして)、わたしと彼女は、まみえることはない。わかってはいたけれど、いや全然こじらせてない。別にヤバいオタクじゃないし、まさか自分が彼女と結婚するとかそんな、そんな、そんなことは思えるわけもないけど。とっくの昔にわかってるつもりだった現実を、真っ向から突きつけられて、ただただ、つらくて、悲しい。

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まさしく、『きょうは会社休みます。』ですよ。わたしのことなんか、まったく考えずに、結婚しちゃったな。まあ、考えるわけもないんだろうけど。

彼女は、アイドルで、わたしはオタク。そんなことはわかってたはずだけど、めちゃくちゃすきで。彼女のアイドルとしての最盛期当時、何枚もCDを買い重ねて、彼女の物販待機列(生写真にサインを書いてる間1分くらいお話できる)に並ぶと、「そんなに無理してCD買わなくていいんだよ、」と眉毛を下げてちょっと寂しそうに言う彼女が、本当に好きだった。もっとお金のある普通の大人だったら、こんなこと言わせずに済むのになあ、とか、思ったりもして。(普通の大人は同じCDを何百枚と買ったりはしない)(普通の大人はアイドルなんか好きにならない)

でもわたしはスーパーポジティブなので、「わたしと彼女の結婚資金をみんなみついでくれて、ありがと!!!」って思ってた。そう言ったら、彼女もそうやね〜つって笑ってた、のに、

おれと結婚するんじゃなかったのかよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

まあ、わたしはもう”普通の大人”なので、アイドルのCDを大量に買ったりはしないし、2度と同性のアイドルに恋をすることもない。そう、普通の大人なので。

でもまだ寂しいよ〜〜〜〜〜〜Official髭男dismのPretenderを爆音で流してる車が横を通って、「わたしと彼女の曲だ〜〜〜〜〜」つって大号泣して、繁華街のど真ん中で寝転んだよ(自粛中のため人通りがなかったことが幸いでした)。そんなことも、彼女にとっては、蚊帳の外の出来事なんだなも。知る由もないことなんだなも。(書いてて辛くなってきたので、たぬきちに代筆してもらいました。)

自分の結婚報告で、こんなに泣いて、感情をゆさぶられている女がいるなんて、毛ほどにも思ってないんだろうなと思うと、また悲しい。本当に、わたしたちは、別の世界を生きている。なんだか、8年越しにゆっくり振られたみたいだ。

なんかめっちゃ腹たっってきた!!!!わたしを振るとか、いい度胸してんな!!!!マジで!!!!絶対に彼女よりかわいく美しくなるし、中身はもうどうしようもないけど、こんなわたしを受け入れてくれる素敵なパートナーをみつけて、彼女抜きで最高の人生を送ってやるからな!!!!みてろ!!!

だから、そっちはそっちで、勝手にしあわせになりやがれ!!!ば〜〜〜〜〜〜〜か!!!ばか!!!だいすきだよ!!!!

わたしが感じるこの気持ち、全部ことばにするためにいきていく!