見出し画像

「部屋☆結界」の作り方。「玄関」には結界の機能があるのです!

 『あなたを守る!「部屋☆結界」の作り方』今日は連載16回目です。

 おさらいです。

 部屋の中に結界をつくるために、まず範囲を設定してもらいました。

 結界の範囲のことを「境界線」といいます。

 リビングに、書斎に、寝室に、浴室に、また部屋全体に、家の敷地全体に、それぞれ「境界線」を決めました。

 次に「追い出す」の実践で、自分を害するエネルギーの物、ガラクタや汚れやホコリなどを境界線の外に追い出しました。

 追い出した結果、境界線の内側が、キレイな空間となりました。

 自分で決めた範囲の中がキレイになることで、気持ちもスッキリ、気分も高まったことと思います。

 これで第1段階の結界は作られたといっていいでしょう。

 次の段階では、いよいよ結界づくりの要、あなたを守る空間を作っていきます。

 自分を害するものや汚れを追い出し、今度はその空間を守っていきます。

 言い換えると、悪いものを外部から入れない空間にしていくということです。

 僕はここでイメージするのは、セコムやアルソックです。

 いまでは当たり前のように会社やビル、お店などに導入されていますね。センサーが働いていて、不法侵入者から守られています。室内に侵入されるとそのセンサーが感知し、セコムから警備員が出動されます。

 人の侵入を阻止するのがセコムですが、「部屋☆結界」では、部屋に、自分を害するエネルギーの侵入を阻止する結界を作っていきます。

 スタートレックでいう宇宙船を守るためのシールドですね。

 スノードームのガラス部分です。

 僕の昔の頃では、ヒーローロボットもので、基地が攻撃にあったときに、四隅のパラボラアンテナからエネルギーを出して基地をすっぽりと覆うバリアが張られました。

 古いイメージだとバリアですね。

 せっかく境界線を決めて、その外に自分を害するものを追い出したのですが、気を許すと外部から侵入され、たちまち乱雑になったり、汚れがひどくなったりして、結界が壊れてしまいます。

 しっかりと結界が完成している空間は、マイナスエネルギーの現れである、汚れやガラクタが入らないようになっていきます。

 入ったとしても、すぐにその乱れは取り除かれるようになります。

 例えばエルメスのショップに、歩いたら足跡がつくほどのドロがついた長靴で入ることが出来るでしょうか?

 泥がついた長靴で入ってはいけない決まりはないですが、もし自分の靴が泥だらけだったら、入ることは出来ないですよね。

 身なりも、ちょっと気を使って行きますものね。

 これはマイナスエネルギーが入れない結界ができているということです。

 自宅でも同じですが、どうしても外からのエネルギーは入ってきてしまいます。

 家族で住んでいるのなら、子どもたちは学校からいろいろなものをまとって家の中に入ってくるし、夫も会社で仕事をして疲れて帰ってくる、もちろん一人暮らしであっても、同じですね。

 マイナスエネルギーを例えて言うと、ヘドロやゴキブリのようなもので、それをからだにたくさんつけて家に帰ってきます。

 それをいかに家の中に侵入させないかが、重要なのです。

 そこで、最も大切な場所が「玄関」です。

 いつも出入りしている「玄関」ですが、実は「結界」の一つ機能として設けられているんです。

  実はこの「玄関」という言葉は、仏教用語です。

 ピンとこられた方もいるかも知れませんね。

 そうです。

 「結界」も仏教から来ているのです。

 では、「玄関」とは、どういう意味があるのでしょうか?

 「玄」は、深い悟りという意味があり、「関」は、入り口という意味だそうです。

 合わせると、「尊い仏道にはいる入口」という意味になります。

 いいかえれば、やはり、神聖なる空間への入口ということになります。

 「玄関」は、外の世界と内の世界を分ける「結界の入り口」であるということです。

 もともと昔の日本の家の作りは、扉を開けたらすぐに部屋でした。
 そこに中国から仏教が伝わってきて、お寺が建てられて、玄関という概念が入ってきました。

 門構えなども、玄関に入ります。

 外から帰ってきて、まずは、門構えをくぐるときに身を1回引き締めます。

 そして、玄関の扉を開けて、土間でもう一度、神聖な室内に入るために身を引き締めるのです。

 靴を脱ぎ、揃える、そして靴箱に収納していきます。

 この一連の作法によって、マイナスエネルギーを室内に入れないようになっているのです。

 まさに結界の機能になっているのですね。

 昔の人は玄関を毎日掃き掃除していましたが、結界を守る意味があることを知っていたのでしょう。

 まさか「玄関」にそこまでの意味があるとは思いませんよね。

 だから玄関をきれいにしておくだけでも、悪いエネルギーをシャットアウトさせることができるし、こういった玄関の本来の意味を知っておくだけでも違ってきますね。

 僕も仕事柄、成功者の家に入ることが多いのですが、まず、一番最初に共通しているのは、玄関がキレイであることでした。

 まず、物は置いていないですね。

 その逆に、貧しい家に共通しているのは、玄関に物が多く置いてあることです。

 空間に反比例して物が多いのです。

 この機会に、玄関をキレイにして、外からのマイナスエネルギーをシャットアウトしてみてはいかがでしょうか。

 玄関を掃除するときは、三和土(たたき)の泥や砂を取るのは当然ですが、靴箱も全部靴を出して、汚れを取り除いてください。

 また、外側がけっこうホコリが付いているので、表札やインターホンなどは、ペンキを塗る刷毛などで、ホコリを落としてください。

 次回から数回にわたって、結界を守るプロテクトアイテムを紹介していきます。

 鏡や香りなど、いろいろ用意していますのでお楽しみに。

 では次週は、プロテクトアイテム、「光」について語っていきます。

 それでは、金曜日にお会いしましょう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?