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そうじ力 カリスマ経営コンサルタント一倉氏のそうじ力

私の尊敬する経営コンサルタントの故・一倉定氏ほど、環境整備、つまりそうじの指導を企業に徹底的に行なった人はいないと思います。

一倉氏はこのようにおっしゃっています。


「環境整備とは、規律・整頓・安全・衛生の五つを行なうことである。

多くの人々は、環境整備について、知っているようで、その実よく知らない。
大切なことだから、やらなければいけないと思いながら、なかなか積極的に実施しようとはしない。

環境整備をテーマにした論文やセミナーなど皆無に近い。
環境整備に対する認識も関心もうすいのである。

私にいわせたら、これほど奇妙な現象はない。

十カラットのダイヤモンドがゴロゴロところがっている宝の山に入り、誰でも自由にこれを拾っていいのに、これを拾い上げようとしないようなものである。

だから奇妙なことだというのである。

これが環境整備に関する多くの人々の認識なのである。
盲点中の盲点ということができよう(以下略)」

(『一倉定の社長学』一倉定著・日本経営合理化協会出版局)


さらに、環境整備こそ、すべての人々の活動の原点であり、環境整備の無いところ、会社の成功も、ましてや国家の繁栄さえありえないと言い切っています。

一倉氏の言葉を借りれば、

「十カラットのダイヤモンドがゴロゴロと転がっている宝の山」の価値を、
その宝の山の場所を、
またその拾い方を、
「そうじ力」を通して私は伝えていきたいと思っています。

『夢をかなえる「そうじ力」』P.136

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