たそがれの国のロケット打ち上げ失敗 英雄たちの選択はどうなるのか
3月7日打ち上げ後に爆破されたロケットには「だいち3号」という衛星が搭載されていた。ロケットが運び、その後切り離されて、衛星軌道上で観測データを送ってくるはずだった。しかしロケットの爆破により、おそらく粉々になって海の底に沈んだ。天空はるかに固定されるはずだった衛星は、元の形がどんなふうだったかもわからないくらいにばらばらになって、海底に今もあるということは痛切の極みである。
「こんなことなら打ち上げは他に頼めばよかった」という見方がでてきても仕方ないのではないかと思っている