政権の終わりに

政権がおわるとは?その傾向

  • 岸田さんって、安倍さん以上なところがあって、今にして思えば安部さんって愛嬌がある分ましだった。やっていることについては最後までよく理解できないことが多かったし、強引で杜撰な印象があって民主主義を守ろうというより、これが俺たちの考える民主主義だといような主張のどぎつさに辟易させられて、もうどっちてもいいや、というのが私の感想。いつかは誰かに引き継がなければならない、とか、継続して長期に目標達成させるのだ、ということはなかったかな。すぐに、さっさと、片付ける、との繰り返し。
    岸田さんはまったく文脈が定まらない分、いいのか悪いのか以前である。何かあったのだろう、まあ気を付けてやって欲しい、くらいしか思わない。突っ込みを入れる気にもならない。支持しますかしませんかと聞かれても、まずは支持しない、という点では安倍さんと変わらないのだが、その理由がぼんやりとするのが岸田さんである。

  • そういう意味では現行の制度の枠を安倍さんはうまく使った。要は経済と選挙で、そこさえ目に見える失点がなければいいのだ。統一教会のことは薄々わかっていたにせよ、公明党とは堂々と手を組み、地方の集票組織を見限り、都市部にいる浮動票になりやすかった若年層を岩盤層に変えていった。地方のかつての岩盤はやせ細り、それに相反する都市部の若者を天秤にかけ、30代前後の指示を集め選挙を勝つ、というのはまあうまかったね。民主党というか民進党というか、希望の党というか国民民主というか、さらには立憲民主なのかというのは、もともと切れ目がはっきりしていて社会党と民社党なんだね、という敵失もあったにせよ、強さには訳があったのだ。社会党も民社党も、自民党が切り捨てた地方の集票組織に立脚しており、時たま風に乗って無党派層を取り込んだが、今や学校教育では批判を悪とし、目的はともあれ一生懸命やっている人をリスペクトである。批判ばかりの党が若者にうけるはずがない。

  • やればまだまだ続けられた背景があるのに、安倍さんはやめた。理由は健康問題だが、その後かなり元気になられてもう一度みたいな感じだった。それ以上のことはよくわからない。菅さんは支持率が伸び悩み、自民党の権力闘争もあって、降りた。二階さんが軸になってしまった。菅さんは二階さんから離れて麻生太郎とその仲間たちとうまくやればよかったかもしれないが、安倍政権か

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