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30歳までに成し遂げたいこと その13

#30歳までに成し遂げたい50のこと
その13 : 論文を書く

30歳までに成し遂げたい50のこと、13つ目は論文を書くことです!
大学院を卒業する時に、論文を1つ、在学中に研究ノートを1つ書いて発表しました。トレーナーと地域スポーツといったスポーツのフィールドでの研究を書きました。論文を読むことは大学の学部生時代から好きだったけれど、それが現場で活かされるのにスポーツ業界は特に遅くて5〜10年のタイムラグがある。
それがすごく疑問で、その理由だけで大学院に進学したのだけど論文を書くってめっちゃ大変でしたし、研究と現場の境目というか溝が見えたきがしました。

これもまた書き始めたら止まらないので今日は論文を書くということについてだけ留めて書いてみる。

論文を書くことは、
① 客観性との戦い
② それを言語化していくこととの戦い
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① 客観性との戦い
大前提として、論文を書く、研究をするっていうことは、その分野に対して興味や疑問があるからです。興味があってもっと深く知りたい、もしくは疑問が生まれたことに対して、調査や研究を通してお手紙を書くって感じの作業です。(めっちゃ簡潔にいうと)なのでどうしてもこういう結果が出たら良いなっていうバイアスがかかります。もちろん、仮説を立てた上で調査を進めていくので、こうであるだろうっていう方向性はあるのですが、進めていく中でそれがそうであってほしい、そうであるに違いないと気づかないうちに思いがちになっていきます。
なので、果たして調査や分析がバイアスがかかってないか、客観的に捉えられているか確かめながら進めていく必要があります。そして、書いた後の指導教官からのつっこみも結構この部分が大きかった気がする...

② それを言語化していくことの戦い
研究ノートはそこまでのボリュームは書かなかったけど、論文はめっちゃ書いた気がする。どちらにしろ、調査で得た情報を第3者に伝えれるように言語化するのがすごく私は大変でした。分析結果を読むのは得意だったし、そこから得られる仮定を読み解くのも好きだったし、それをゼミ生や教授の方々と議論するのも大好きだった。ただ、それを論文としてもじに残すってのがとてつもなく大変で...(笑)
調査結果を得てから2〜3ヶ月かけて論文を書いていくのだけど途中で、あれ?この文って書いたっけ?ってなる。見返そうとしてももだんだんボリュームが増えてきているから見返すのにも時間がかかる(笑)
そして書いても書いても説明不足のように聞こえるし、客観性が取れているのかっていうのですごい分からなくなる。脳が疲労困憊になる。

大学院でもいろいろあって、どちらかといえば緩く楽しく研究できるゼミに所属していた私なので、厳しいところはもっと厳しかっただろうしこれらのことなんて気にもしないぐらい大変だったと思う(笑)
細かく書けば大学院生時代に大変だった論文あるあるはもっとあるんですが、当時はこんな大変なこと二度とせん!って言って宣言していたのに何かを残したくなってきている(笑)

逆に言えば、この2つ以外あまり苦じゃなかった気がする。調査を通して新しい発見を得たりするのがものすごく楽しくて、論文にして人に伝えるっていう工程がなく、研究調査をしてるだけだったら最高に楽しかった(笑)でもそれじゃ人に伝わらない。だから書いて残す必要がある。うん、そうだ(笑)

今は逆に研究をしたいっていうよりも、今できている貴重な経験を文字として残したいって思っています。もちろんこうしてnoteとかに記すのもひとつかと思うけど、論文として残すことに意味があると思っています。何年後、何十年後も読まれるために。まだまだスポーツの医学的知見以外の現場での研究は少ないし、人間の成長と海外っていうトピックでも書きたいことあるし、本当に書きたいことがいっぱい!!
書いた論文を誰でも読めるように要約したり、アクセスしやすくもしたいなあ。論文って読み慣れていなかったら読むの大変だけど、本当にたくさん面白いことがこの世の中では研究されていて、新しい知見だったり、今まで当たり前と思っていた何気ないことに科学的な根拠があったりと読むのは本当におすすめです!

といいつつ書く能力をもう少し上げなければいけないなと今日のnoteを書きながら思っています(頑張れ、私。)
ということで30歳までに成し遂げたいこと13つ目は論文について!

このコロナでの状況下において、今もたくさんの研究者が危険と隣り合わせでウイルスについて研究して、対処方法について考察して、としてくれています。そう思うと科学はやっぱり素晴らしい。
今日も医療関係者、行政に関わる皆さま、生活インフラのために働いてくれている皆さま、本当にお疲れ様です。ありがとうございます。その他の人たち、Stay Home. 本当にこれが唯一私たちができること。

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