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短編小説 『沙代莉のラジオ』 3


「いやあ、最近はだんだん暑くなってきましたね。こんなときは、キンキンに冷たいビールが飲みたくなりますね。

 お酒で言うと、実は最近友達と初めてバーへ行ったんですよ。とは言っても全然知識がないから、いったいどうやって注文したらいいのか、そもそも何を注文したらいいのかわからなくて。とりあえずお任せくださいってマスターに言ったら、ダンディな顔したマスターに、ちょっとニヤッとされちゃったんです。でも、マスターが作ってくれたオレンジ味のカクテルは飲みやすくて、お酒に慣れていない私にとっては十分満足できるものでした。

 ただ、お会計を見たらびっくり。なんと一杯で八百円もするんですよ。友達と二人で目を合わせて、思わず笑っちゃいました。バイト生活の大学生にはちょっと早かったみたいです。バーはもっと大人になってから通うことにします。憧れって、なかなか手に届かないものですね。

 そんなわけで、今日は人生初めてのバーについてお話ししちゃいました。お酒について詳しい方、安くて美味しいお酒を知っている方、ぜひコメント欄に書いていただけたらと思います。

 それでは、今日はこの辺で失礼します。最後までお聞きいただきありがとうございました! お相手はサヨリでした。バイバイ」


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