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最後は一人(詩)




どうも人間を好きになれない
一人でいるほうが楽で
一人でいるほうが好き
だけど 一人では生きられない

俺の根源は自由だから
基本的に縛られたくない
それから群れるのも嫌いだ
なるべく少人数で済ませたい

孤独になりたいわけではない
むしろ孤独なまま死ぬのは勘弁
とはいえ他人に心を許せるほど
俺は強い人間ではない

臆病で根暗な物書き
一人で夜を過ごす作家
手を繋いでみんなで歩こう
なんて そこに俺はいないよ

心を開くのは自分自身にだけ
だから素直に生きることはできる
それから自分が大切に思う人には
とことん優しくできる

自分勝手と言われれば終わりだ
否定するつもりは毛頭ない
とはいえ他人とペースを合わせるほど
俺はお人好しではない

臆病で根暗な物書き
一人で夜を過ごす作家
みんなで仲良く一緒に過ごそう
なんて そこに俺はいないよ

最後は一人 そろそろ電気を消すよ おやすみ

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