夜明け〜水やり(『日向夏』)
生きている限り
僕にも明日が来る
見たくもない未来を引き連れて
だけどほんの少し希望を混じえて
様々なプレッシャーを抱えてきたけれど
もう 背負っている荷物は捨ててしまっていい
精神が追い続けているのは煩悩ではなく
プラトニックな愛 そして些細な幸せ
生きている限り
僕にも夜明けが来る
目が覚める瞬間に光を取り込んで
あらゆる細胞を解放させる
人生は暗がりの散歩道だと知っているけど
路地に咲く一輪の花を見つけられたらいい
欲しがりさんには昨日でサヨナラをして
資本主義とは違う何か 僕はそれを探してみる
物怖じしない強靭な心がなくても
一杯の優しさを分け与えればいい
大丈夫 きっと上手くいくだろう
根拠のない自信だって 大事にしたい
生きている限り
僕にも尊い朝が来る
いつも通り軒先のサボテンに水やって
いつか花が咲くことに期待して
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