ひとときの息抜き　『alternative world』

　浅紅色の　花を見つけて
　君は足を止め　しばらく眺める
　昼下がりの風　そよそよ吹いて
　身体の錆が　落ちた気がして

　陽の当たるベンチで　僕は君と
　たわいもない話をしていれば
　「I'm happy」だと言い切れるんだ
　心の雪は　溶けてゆくんだ

　一切合切　世にある　生命
　切羽詰まって　疲労が溜まって
　フラフラフラフラ　暗闇に飲まれ
　優游涵泳　なんて暇ねえ
　東奔西走　ダッシュandラッシュに
　クラクラクラクラ　流されてゆく

　だから
　アフターヌーンティー　片手に君と
　ひとときの息抜きをしたいよ
　「幸せ」という名の愛を手にして
　暗い暗い暗い　気持ち捨てて

　僕らが生きる　この世界では
　誰しもが皆　迷った羊
　だけど「明日が来る」と信じてれば
　それほど憂いなく生きてゆけるさ

　喧騒　繁忙　暴走　nonstop
　ひっきりなしに　人間　moving
　ゆらゆらゆらゆら　電車も揺れて
　もう限界と　小休止を
　僕は君と　一緒の時を
　チクタクチクタク　刻みたいんだ

　いつも
　アフターヌーンティー　片手に君と
　永遠の休息をしたいよ
　「幸せ」という名の愛を胸に
　rest rest rest  香る紅茶