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アオマスの詩集

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フワフワと頭に浮かんでいる言葉たちを一本の糸にするように紡いでいき、詩にしてみました。様々な感情に揺さぶられながら、それでも言葉にしてみたい愛や希望などを詩にできたらと考えていま…
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#春

墓、桜、月、それから猫 『春の歌』

 四月十日は祖母の命日。だから毎年、その近くになると墓参りへ行く。  墓というのは鳥の囀…

蒼乃真澄
2か月前
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アマテラス、日向ぼっこ 『春の歌』

日向ぼっこする休憩中 宙ぶらりんな思考回路だが 桃色の風が吹くなら どうでもいい、どうでも…

蒼乃真澄
2か月前
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同級生 『春の歌』

ガラガラとスライド式のドアを開ける。 綺麗に区画整理された机たち。 ピカピカにされた黒板。…

蒼乃真澄
2か月前
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くだらない今日も(詩)

あーあ 疲れたな 今日も一日お疲れサンタマリア それにしても くだらない一日だった つまら…

蒼乃真澄
1年前
13

やんわりとした日常(詩)

今日は休みの日 どこへ行こうかな それとも寝ようかな しかし何かしたいな やんわりとした日常…

蒼乃真澄
1年前
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下駄箱夢物語

卒業式の日 帰り際に下駄箱を覗いてみると 一枚のラブレターが入っていた 急に周りの景色が鮮…

蒼乃真澄
1年前
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一期一会(詩)

駅前で長財布を拾った とりあえず交番に届けた すると持ち主が現れて ものすごく感謝された お礼にご馳走したいと言うから 僕は遠慮せず話に乗った 蕎麦屋でカツ丼を食べて ついでにアイスクリームも付けた 彼はミュージシャンだと言った よかったら聴いてくださいと 彼からデモテープを手渡された それからすぐに彼と別れた 2003年、それから彼とは会っていない 彼は若そうに見えた  おそらく僕と同じ二十代 夢を追っている彼の姿は どこか忘れられなかった デモテープから聞こえて

春のまにまに

意志って言葉は大事 自分を捨てちゃいけない だけどたまには力抜いて 春のまにまに 委ねてみ…

蒼乃真澄
1年前
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桜(詩)

どうだろう 今年の春は 綺麗に咲くかな 桜の花 大丈夫でしょ そう信じよう 絶対に咲いてく…

蒼乃真澄
1年前
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残り雪(詩)

もうすぐ冬も終わるのに 道端に残った 白い雪 わずかに生命を感じるが そのうち溶けてしまう…

蒼乃真澄
1年前
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春と君と麗しき街並み 『alternative world』

降り積もった雪がジワジワと溶けていく 温かい陽光がこの世界を照らしていく もうすぐ春が来る…

蒼乃真澄
2年前
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