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アオマスの詩集

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フワフワと頭に浮かんでいる言葉たちを一本の糸にするように紡いでいき、詩にしてみました。様々な感情に揺さぶられながら、それでも言葉にしてみたい愛や希望などを詩にできたらと考えていま…
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#短編

彩り 『彩』

何気なくこの街を見渡すと 今日も様々な色が転がっている 赤い郵便ポストが突っ立っていて …

蒼乃真澄
2年前
2

青空 『彩』

見上げれば そこには真っ青な空が広がっている それは奇跡 平和であることの象徴を意味する…

蒼乃真澄
2年前
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白い手紙 『彩』

何も書かれることなく置かれた真っ白な手紙 そこに筆主の想いが描かれることはなかった ペン…

蒼乃真澄
2年前
2

赤い光の雨 『彩』

赤い光の雨が 僕に降り注ぐよ 頭の上から 足の先まで 何もない僕に 話しかけてきた悪魔 「友…

蒼乃真澄
2年前
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黄色い三文報道 『彩』

結婚 浮気 不倫 大したことない話題がダラダラと並ぶ 今秋の恋愛ドラマの主人公なんて 俺…

蒼乃真澄
2年前
6

黒い羊 『彩』

この街に取り残された真っ黒な僕は 誰にも頼らず一人で生きることを決めた みんなは無条件で…

蒼乃真澄
2年前
4

灰色の夢 『彩』

…… マヤカシが世界を支配する 僕の心も奪い去っていく 空っぽの容器だけが残る 濁ってしまった灰色の夢描く 僕はただ街中を歩く青年であった 未来なんてまがいものとさえ考えて 神田のマクドナルドで時間を潰して 神保町の古本屋に数時間入り浸って 正解なんてこの世に転がっちゃいない だからこそ自分の手で掴み取らなければ そんなことを祖父が言っていた気がするが 僕の心がそれを受け入れることはなかった イミテーションたちが歩く東京を散歩すると ため息すら真っ

紫色の女性 『彩』

美しさとしなやかさと柔らかさ 多分 それが彼女の性質 ステージ上で踊る美の結晶 人はそれ…

蒼乃真澄
2年前
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緑茶 『彩』

唇が潤う 緑茶を一口 僕は飲んで 深く息をつく 朝の温かい陽差しが 眠気を取り除いて 一…

蒼乃真澄
2年前
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橙、大体 『彩』

大体なんでも転がってる ルート十七の端を僕は 浮世の風に吹かれて とぼとぼと歩くだけ 橙…

蒼乃真澄
2年前
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桃色浪漫 『彩』

一目で恋の始まり ランデブーなんて格好つけて カシスオレンジが 微々たる酔いを生んでいく…

蒼乃真澄
2年前
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虹 『彩』

男同士でもいいじゃないか 女同士でもいいじゃないか 誰とだっていいじゃないか そんな時代…

蒼乃真澄
2年前
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