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アオマスの詩集

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フワフワと頭に浮かんでいる言葉たちを一本の糸にするように紡いでいき、詩にしてみました。様々な感情に揺さぶられながら、それでも言葉にしてみたい愛や希望などを詩にできたらと考えていま…
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#言葉

愛、苦しい(詩)

どうだっていいよ  難易度なんて関係ない 僕と君 たった二人 いつだって二人きり それなの…

蒼乃真澄
3か月前
14

隣同士(詩)

十円で買えるボール状のガムを 君はあえて舌で転がした 何て意味のないことをするんだ? それ…

蒼乃真澄
3か月前
13

流れる季節『転がる石』

そろそろ、冬が終わる。もうすぐ、春が来る。 そろそろ、夜が終わる。もうすぐ、朝が来る。 …

蒼乃真澄
4か月前
10

やさしい心

 かつて君は、「やさしい心」を手にしようとした。  やさしくありたいと思っていた。  しか…

蒼乃真澄
5か月前
12

結いの詩

 嬉しいこと 悲しいこと たくさんあったけど  僕らの旅はここで終わる  楽しいこと 辛い…

蒼乃真澄
5か月前
10

筆者の気持ちを答えなさい『薄命、革命、生命』

とある作家の遺作がありまして それは癖のある私小説でした ここで大人は問題を出します 「筆…

蒼乃真澄
7か月前
17

幻影の風花

気がついたときには  すでに降っていた 秋の空から 白い風花 ああ 世も末かな 呆気なく梟が死んで 婆さんが呟いた言葉を思い出す 「我々人間の価値を破壊するためだ。 それから、創生が始まる。 あの月が望む 新時代の在り方に沿って」 僕らはたまたまそれに立ち会う 希望もしないが それが運命 あらゆる物事が整理されていく そして更地とされていく やがて一つの新芽が生えるとき 新時代の創生を目撃できるのだろう それにしても こんなに寒いのか 僕らが生きるべき世界は もっと温か

生きていこうぜ!(再掲)

浮世の風吹き荒れる二十一世紀 厄介な問題ばかり転がってる みんなして欲望に忠実になるから …

蒼乃真澄
9か月前
13

左眼のない青蛇(詩)

かつて戦争が盛んに行なわれていた世界で その蛇は綺麗な左眼を光らせていた しかし今は左眼の…

蒼乃真澄
1年前
20

竹馬(『文房具たちの共鳴』)

 竹馬で遊んでいる彼は、昨日私を殺した。    ブランコに乗っている彼も、昨日私を殺した。…

蒼乃真澄
1年前
15

らららって気持ち 『ららら』

嫌なことばかり続いても 辛いことばかり続いても 浮世の風が吹き荒れても 深く考えすぎちゃ…

蒼乃真澄
2年前
7

じゃあね、また明日 『ららら』

疲れともお別れ 僕らの旅は終わる だけど明日が来る 陽はまた昇る 分からないけどね 未来…

蒼乃真澄
2年前
8

君が映る 『ららら』

物語の始まりは上野公園 僕はカメラを回していた この耳が大好きな噴水が 音を立てて飛沫を上…

蒼乃真澄
2年前
5

ラブレター 『ららら』

 愛してるだけじゃ甘いかな  もっと情熱を伝えたいけど  僕は君が好き  君はどうかな?  まるでデザートを食べているような幸福感  それが常に僕の胸の奥で踊っていて  心臓のポンプが頑張っちゃうから  ドキドキが加速していくばかりなんだ  どうしても想いを連ねて 君を近づけたい  だけど僕は口下手だから 筆を取った  最初の言葉はどうしようかと迷ったけど  やっぱり「好きです」を伝えるのが最初だ  恋してるだけじゃ物足りない  もっと迸る感情を伝え