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急性心筋梗塞② 奇跡

そもそも心筋梗塞の兆しはあったのか。

数年前に同じく胸をキュっと掴まれるような息苦しさは何度か経験している。しかし、しばらく休むと動悸のようなものは収まる為放置。2021年頃には謎の肋間神経痛のような痛みが腰からお腹周りを駆け巡った。その時には精密検査も受けた。「血液中の腎臓絡みの数値の悪さ」と「心臓を取り巻く血管の状態の悪さ」は指摘されていた。しかし肝心の肋間神経痛のような痛みの原因はわからず。鍼灸や整体などでごまかしてきた。半年ほどで収まったためそれも放置。

「忙しさ」を言い訳に自分の身体と向き合うことから逃げていた。

とにかく病院と薬が大嫌いだった。
好きなものを好きなときに好きなだけ食べた。
自営業なので夜は遅くまで不規則な生活を何十年も続けてきた。

それが・・・

なぜ 「しゃっくり」が止まらないという症状がでたのか
なぜ 病院嫌いの自分が妻に「ちょっと病院に行ってみようと思う」といったのか
なぜ妻が「私も一緒に行く」と言ったのか
なぜしやっくりから「心臓」へフォーカスされたのか
大きな病院へ連絡をしていただき「すぐにこちらへ」と緊急外来へとつながり「すぐに手術を!」という流れになったのか。
なぜ妻がずっとそばにいてくれる形になったのか
あの病院でなければ「緊急手術」という迅速な対応はできていなかっただろう。一歩遅ければどうなっていたか。

「しゃっくり」という形で病院へといざなってくれた不思議な力を奇跡の連続として僕はとらえたい。
きっとご先祖様や先に逝った友人たちが「早く病院行け!」と背中を押してくれたのだろう。

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