【3分読書】右脳思考 ー 内田和成
こんにちは。毎日早起きの社会人生活にも少しずつ慣れてきたKSKです。
今回も3分で読めるブックレビュー、要約をしていきたいと思います。
さて、今回取り上げる本は内田和成さんの「右脳思考」です。
内田さんはボストンコンサルティンググループで日本代表をやられていた凄腕のコンサルタントで、現在は早稲田大学ビジネススクールで教鞭をとられています。
コンサルタントといえば左脳を使った論理的思考のイメージですが、内田さんが考える右脳思考の重要性について書かれていて非常に興味深かったです。
早速見ていきましょう。
・人を動かすのは感情
結局、人を動かすのはロジックではなく、「やりたい」とか、「面白そう」といった感情である。
経営者や、できるビジネスパーソンは右脳的な直感を、後から左脳で理論武装する。
ビジネスでも、やりたい気持ちから考えることがあっても良い。
施策の実行段階では思ったより右脳が大切になる。なぜなら人は理屈ではなく感情で動くから。
・右脳思考の重要性
問題発見は右脳、解決策は左脳で考え、決定していくのは右脳が中心になる。
うまく説明できないが、なぜかそう思うという感覚を繰り返し意思決定に取り入れることで、間違いが少なくなっていけば、意思決定の質が上がる。
仕事上で新しいチャレンジをする時には自分自身に納得感があることが大切である。いくらロジックが整っていても、しっくりこない場合にはその理由を探るべき。
人は仕事を進めるにあたってロジカルであるべきと考えるが、対応する相手がロジカルでない、そして対応する間に自分もロジカルでなくなっている場合がある。
・右脳を活かした提案
人を動かすのに必要な4つの要素は、「論理性」、「ストーリー」、「わくわくドキドキ」、「自信安心」。
・論理性
ロジックフローが正しいからといって、提案を受け入れてもらえるとは限らない。
企画を通したいと思ったら、論理的に素晴らしいだけではダメ。当事者の想いや責任感と、意思決定者を動かす何かの両方が必要。
一方、思いつきをそのまま発案したり、どうせ無理だと諦めるのではなく、少し論理的思考を加えるだけで、仕事の質は格段に上がる。
思いつきをビジネスに生かす方法の一つは「市場性」、「競争」、「自社の強み弱み」、「ビジネスモデル」、「実行計画」といったキーコンセプトから考えること。
・ストーリー
提案のストーリーに必要な要素はイメージできること、実現できそうと感じてもらうこと、自分でもやれると感じてもらうこと。
・わくわくドキドキ
夢や希望のない提案は、相手に行動を起こさせる動機付けにはならない。
・自信安心
なぜやる必要があるのか理屈で説くより、やらないとどんなデメリットがあるのか説明したほうがうまくいくことがある。
相手が感情的に納得していない時にはロジックで説き伏せるのではなく、相手の立場を尊重し不安を払拭するようなメッセージを送ることを考える。
・右脳思考を鍛えるには
右脳をうまく働かせるには、「観察すること」、「感じること」、「勘を働かせること」が大事
人はそれぞれ自分のレンズを持っておりモノの見方、考え方、感じ方が違う
だから、自分がどんなことには勘が働き、どんなことには勘が働かないかを自覚しておくことが大事
ただ、ビジネスにとって大事な勘は山勘ではなく経験に基づく仮説。したがって経験を積むほど勘が冴えてくる
なんか変だなと思った時に、その感覚が理屈に合わないからといって切り捨てずに解明する努力をする
・KSKの個人的レビュー
普段の生活で、感情が人を動かすことは多いですが、ビジネスの世界でも同じなのだということを改めて知りました。
僕も人を動かすような提案ができるように、自分の勘が働く分野を探さなくては。。。
そのためにも色んなことにチャレンジして経験を積みたいと思います!
それでは!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?