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人にはお手当てが必要



人は、宇宙、地球、自然、社会の中で生きている。右にいくほど、どんどん狭くなっていく。無から有へ。そして今、我々は社会の中で生きている。そこは、有限のもので溢れている。言葉、お金、モノやサービス、時間、空間、そして自分。けれども、本来全ては無限であって、有限ではない。無であるはずの人間が有を感じる時、拒否反応を起こしたり、ストレスを感じたり、体調を崩したりする。


例えば、社会の中で、自分がしたいことをしようとする時、時間、お金、知識、技術といった制約を受けてしまう。そうなるとモチベーションは下がる。思い描いたようにできないからだ。「やりたいことなのにやれない」の根底には、こういうメカニズムが働いている。


自然の中にある小さく狭い人間社会は、無にある有の世界。この矛盾を人は生きている。癒し、浄化、治癒などの欲求はこの構造的な矛盾から生まれている。人は皆、いつでもどこでも自分という無を取り戻すべくお手当てが必要となる。

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