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認知科学コーチングのオハナシ

みなさんこんにちは!
まっすーです!!!
今回はコーチングセッションに向けてのコーチングの言葉の説明です。
セッションを受ける方は一通り読んでみてくださいね。

コーチングとは?


さて、皆さんは「コーチング」という言葉から受ける印象はどんなものでしょうか。

「スポーツのコーチと何が違うの?」
「何をするのか、よく分からない」
「怪しくない?」

などなど、人によってイメージは色々あるかと思います。
でもそれってよくわかっていないからですよね。
なので、今回はこの「コーチング」についてのお話をさせて頂こうと思います。

コーチというと、スポーツの領域において、技術などの指導者を思い浮かべる人がほとんどだとおもいます。
元々は「人を目的地へ運ぶ乗り物」のことだったそう。
したがって、「コーチング」とは、「(クライアントを)目標であるゴールまで導く」ことを意味します。

そして、この「認知科学に基づいたコーチング」とは、1970年台にルー・タイスという米国の高校教師である人物が創始し、確立したものです。

認知科学とは?

今、非常に注目を集めている研究分野ですよね、認知科学って。
でも、僕も馴染みのある言葉ではありませんでした。

認知科学(cognitive science)とは、情報処理という観点から、生体(特に人)の知の働きや性質を理解する学問のことをいいます。
認知科学会HPより https://www.jcss.gr.jp/about/whats_cogsci.html

まとめると、ゴール(目標)を決めることによって、脳の情報処理システムを書き換える、つまり認識や思考に変化を起こす対話手法のことを言います。この対話はコーチとクライアント間において行われます。当たり前ですが。

以下にコーチングの世界を理解するための言葉をいくつかご紹介いたします。

ゴール

コーチングの目指すところはココ、「ゴール設定」です。
このゴールとは現状の延長線上にはあり得ません。会社員がその会社の社長になることはゴールとは言えません。すごいんですけど。

ゴール設定のルール

  1. Have to(〜しなければならない)ではなくWant to(〜したい)であること

  2. 現状の外であること

  3. ゴールは複数(バランスホイールすべて)設定されるもの

バランスホイール

コーチングでは、人生を豊かにすると考えられる8つの要素をバランスホイールとして設定しています。(下記参照)

バランスホイール

具体的にそれぞれ説明していきます。

  • 趣味:社会や人の役に立たないこと。人から止められてもやりたいこと。お金を払ってでもやりたいこと。

  • 仕事:社会や人の役に立つこと。人から止められてもやりたいこと。お金を払ってでもやりたいこと

  • ファイナンス:7つの各分野のゴール達成のために必要な収入、資産。最後に設定する。

  • 健康・美容:7つの各分野のゴール達成のために必要な健康・栄養・休養・運動・美容。

  • 家族:親にとって、配偶者にとって、子供にとって自分がどうありたいか。

  • 知性:アカデミックな学び、大人の学び、生涯学習など

  • 社会貢献:自分に関係のない分野において行う社会のためになること

  • 人間関係:ゴールを達成した自分が築いているであろう人間関係。


「Want to」と「Have to」

「want to」は「〜したい」
つまり、過去権威者(先生、両親、恋人、上司など)によって止められてもやりたくなってしまう、やってしまうようなことです。
人生を通底していることがほとんどです。

一方、「have to」は「〜しなければならない」となります。
こちらは現代人にとって想像しやすいと思います。会社や家庭など外圧によって、やらなければならないことです。

今、自分のしたいことってすぐに言葉に出てきますか?
現代人は多くの人が仕事や家庭の「have to」でガチガチに固まっています。こうなると「want to」ってだんだんわからなくなってしまいます。。
でも、みなさんもしたいことをまっすぐしていた時期があったはずです。
そう、幼い時代ほど「want to」に正直なんです。
なので、「want to」に気づくには幼い頃からの自分と向き合うことが必要です。

また、「want to」はそれぞれのビリーフシステムによってが決定づけられます。
コーチングでは、この「want to」がはっきりさせることから始めます。
コーチングを受ける前に「want to」について考えてみることをお勧めします。

エフィカシー

エフィカシーとは、未来のゴールを達成する自分の能力に対する自己評価のことを言います。
その自信に根拠がなくていいんです。なんのリソースもなくて良いんです。
「なんか俺できそうな気がする。」で十分。

小さな田舎の港町にいたルフィ少年の「海賊王に!俺はなる!」と言い切るあの自信こそがエフィカシーであり、僕たちの最大にして唯一の武器なのです!


ビリーフシステム

脳の「情報処理システム」のことを、コーチング用語では「ビリーフシステム」といいます。コーチングによって影響を及ぼすターゲットはこの「ビリーフシステム」のことです。
ビリーフシステムはみなさんの「過去」や「経験の積み重ね」によって決まります。
言い換えると、成長してきた環境の中で周囲の価値観によって形成されるもので、驚くことに自ら形成するものではなく他者によって形成されてしまいます。
例えば、朝食は和食派か洋食派か?とかコーヒー派か紅茶派か?などの違いも過去にご家族の習慣や嗜好によって決まっていることが多いのです。

大事なことなのでもう一度言います。
「ビリーフシステム」とは、自分の行動を決めている思考様式のことを言います。


コンフォートゾーンとホメオスタシス(恒常性維持機能)

コンフォートゾーンとは、不安やストレスのない居心地の良い空間のことを言います。
体温に例えると、36℃前後の体温にとって居心地の良い環境のことです。
例えば、暑い日に冷房の効いた部屋、逆に寒い日には暖房の効いた部屋は36℃前後の体温にとってのコンフォートゾーンと言えます。
また、人はコンフォートゾーンを一つしか持てません。このことはコーチングにおいて大きな意味を持ちます。

次に、ホメオスタシス(恒常性維持機能)。
これは、生体の状態を一定に保とうとする機能のことです。
獣医学の勉強でも習いました。

再び、体温に例えてみると、、、
暑ければ汗をかいて体を冷やし、寒ければ鳥肌が立って放熱を減らすことで、体温の恒常性が保たれます。
この機能のことをホメオスタシスといい、自動的に強力に発動します。
この概念は、そのまま情報空間/脳科学にも適応できて、コンフォートゾーンにとどまろうとする力をホメオスタシスと言うのです。


スコトーマとRAS(Reticular Activating System)

最近は日常でも耳にすることが増えてきた気がします。
難解な言葉ですが、この言葉が意味するのは脳の機能のことです。
全ての情報をそのまま受け取ってしまうと脳に大きな負担を強いることになります。脳は存在するだけでカロリーを消費します。プロ棋士たちは対局後、大きく体重が落ちるそうです。
そのため脳は生存本能としてエネルギー消費を最小限に留めておくために自分にとって必要な情報とそうでない情報とを選別してくれています。
これがRASの働きであり、このRASの働きによってスコトーマが生まれます。

では、スコトーマとはなんでしょうか。
例えば、車が好きな人と異性が好きな人と筋トレにハマっている人が一緒に街を歩いている場面を想像して下さい。

同じ景色を見ているのに、車が好きな人はスポーツカーばかりを探して歩いて、異性が好きな人はすれ違う異性ばかりを目で追います。また、筋トレにハマっている人はトレーニングジムやマッチョな人、プロテインなどの言葉に意識が向きますよね。
これは三者ともに心の中での重要性関数が異なるから起こる現象です。
そもそもここまで興味が異なる三者が一緒にいることの方が不思議ですけど。

このように入力される情報に無意識に制限をかけるものをスコトーマと言います。
元は医学用語で「盲点」という意味から「心理的盲点」という意味でつかわれている言葉です。
そして、このスコトーマを働かせているのがRAS(脳幹網様体賦活系)なのです。
脳幹部は生存に関わる身体の活動(循環器や呼吸器など)を司どっている場所のため、RASの力は非常に強力です。


セルフトーク

セルフトークとは、自分に対する声かけです。発語も心の中の声も含みます。
実はセルフトークは1日に2〜3万回も行われているんです。だからこそ、コーチングにおいて非常に重要な行為となってきます。

言霊という言葉があるように、言葉の力はとても強力です。
人の脳は、言葉から映像を作り、感情を想起します。
したがって、ゴール世界の視点からセルフトークを行うことは現状の外へ向かう自己イメージを形成するために必要不可欠です。
ネガティブなセルフトークは現状の臨場感を高めてしまいまうため、コーチ
ングにおいて必要ありません。
感情を伴うくらいまでセルフトークでゴール世界の臨場感を高めましょう!


まとめると

ゴールとは現状の外にあるものとお伝えしましたが、人はコンフォートソーンから出た現状の外を見ることはできません。
そこでコーチングが生きてくるのです。
以下が、コーチングセッションでたどる道程の概要です。

職業機能の定義、want toの抽出/才能の特定

ゴール設定

ビリーフシステムの書き換わり

RASの発火(スコトーマ外し)

コンフォートゾーンがズレる
↓ホメオスタシスの力が働く
ゴール世界へ

この道のりの中で、セルフトークを用いてエフィカシーを高く持ち続けることがビリーフシステムを書き換え、コンフォートゾーンをずらし、現状の外側のゴール世界へ向かうための大きな力になります。

現状の外にゴールを設定することは、一人の力では非常に困難とされています。そのためにコーチングが開発され、コーチが存在するのです。
クライアントの利益100%の精神でコーチは毎秒ごとにクライアントの未来を信じ続けているのです。

最後までお付き合いいただきましてありがとうございます。
コーチングについてお話ししてきましたが、そんな僕のコーチングを受けてみたい方は下記までご連絡ください。


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内容:職業機能の定義、Want toの特定から、現状の外側のゴール設定を行います。

時間:60~90分
形式:zoomにて
料金:¥5,000-
対象:現状を突き抜けて、夢を持って生きていきたい人なら誰でも
連絡先:massu9646@gmail.com

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