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詩「知るが故」 

愛しさと云う名の皿に

絶望と希望をのせ

迷いの影を落とす



二つの味は知ってはいるが

満腹故に手はつけずとも

傍らに置いたひもじさ



夢だと醒めて皿を覗けば

傷つく事が本望だと知る