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ぎっくり腰

その日が来た

ぎっくり腰というのは、46年間のうちで一度もなかった。話では聞いていたので、どういうものかは少し知っていた。
その日、脚立の昇り降りを繰り返していたが、ぎっくり腰になった瞬間というのを感じなかった。
最後の昇り降りしていたところで、なんか痛いなぁと思ったくらいであったので、しばらく気が付かなかった。
それがだんだん痛くなったと思ったころには、まともに歩けなくなっていて、これはなんかヤバいぞと明らかだった。
ちょうど昼の休憩になったので、休んだら大丈夫かなと思った。休憩は車の中で休むため、シートに座ろうとするが、痛さで簡単には乗れない。
ハイエースの席は高いので尚更なんだが、腕の力を最大限に活かし、時間は掛ったが何とか乗り込むことに成功。
一応、会社に腰を痛めた事を伝え、残りの分の仕事は相方にやってもらうこととなり、午後は車で待機の状態でやり過ごす。
会社に戻り、私の状況が悪そうだと社長は判断し、これで早退することとなったので、接骨院へ直行。
馴染みのある接骨院へ行く事しか頭になかったので接骨院へ行ったが、整形外科へ行くのが良かったのか、調べてもよく分からない。
先生に言われたのが「ぎっくり腰だね」との事。
電気で治療しながら、”あー、これがぎっくり腰なんだな”とか、何がいけなかったのかなど、思いふける。

大人しく三連休

実際には、三連休の前の日も有休で休んだので、四連休であった。
ぎっくり腰になった次の日の朝、まずはベッドから激痛で起き上がれない。痛みで涙が出てしまう程で、座ってても痛いため、会社に行っても仕事にならないと思い、休むことにした。
本日も接骨院へ行くんだが、午前中はまともに動けないので、午後の診察より行く事にする。
電気治療をしてくれるんだが、少しも楽にならないので、整形外科に行くのが良かったのかとか、別の原因で痛いとか色々不安に襲われる。
帰りにドラッグストアに行き、痛みに効く飲み薬と塗る湿布薬を購入。藁をもすがる思いとまではいかないが、少しでも痛みから逃げられたらと思っていた。
帰ってからも疲れて横になるけど、痛くて横になれないし、横になっても起き上がれないしで、ストレスは半端なかった。
そうは言っても、起き上がる最善の方法を見つけ出さない事には始まらないので、試行錯誤の末、腕を使った方法を見つけ出す。
最小限の痛みで起き上がれるが、それでも5分くらいは掛ってしまうのは仕方ない。

三連休の初日。朝起きての痛い事は変わりないが、少し動ける感じがあったので、ちょっと外出する。
動けることに意外と良かったのは嬉しかった。本日は祝日で接骨院は休みなので、残りは大人しく寝てた。

三連休の中日。午前中は接骨院へ行き、いつもの治療をしてもらう。先生にいくらか動けるようになったと言ったら、油断は禁物です。と言われた。
連休明けの仕事のためにも、肝に銘じておいた。

三連休の最終日。朝は痛いが、激痛の一歩手前のレベルになったようだ。少し外出をしても、割と大丈夫なのが実感できる。
少し部屋の掃除をしたり、家の中の事をしても激痛までは至らないのが嬉しい。

ぎっくり腰になって思った事

腰は要だと実感した。これに尽きる。
三連休の予定はしてなかったものの、今回、連休の前でぎっくり腰になったのは、不幸中の幸いだった。
ぎっくり腰は癖になりやすいとも先生に言われたので、明日からもしっかり治療をしていくが、今後は筋肉の強化とか腰の使い方とか、意識していこうと思う。
腰の有難さを痛感した出来事でした。



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