旅のはじまりはじまりー。

2024年4月24日水曜日。２と４（と０）しかない日時についに旅が始まることなりまして。

できなかった旅の準備

いやー、けっこう正論的に「準備が大事」ということはきっとどこでも言うことだと思うし、「計画」ってある程度立ててから動きますよね。きっとそういうのが社会人というか、なんだろう、なんですかね、色々なことに大事じゃないですか。でもそれが全然できないのかなー。旅に出よう、海外に行こう、と決めたのは2023年の11月とかだからもう5ヶ月くらい経ってるのに、結局ぜんぜん準備も計画もせず。
20代だったらきっと「あれしたい」「これしたい」っていう自分のいろんな気持ちを素直に行動に落とし込めたのかなーって、それでもこう見えて実は心配性で臆病なもんで、躊躇は多いんだけど、それ以上に今回はまもなく40歳というところで、「これしたらどうかな？」って思ったことに、自分のこれまでの経験と知識さんが良くも悪くも「そうするとこうなるかも」「そしたらこれはどうするの」みたいなのを問いかけてきてくれて、ぜんぜん決められなかったというか。
その兆候は結構あって、例えばある地域での戦争や紛争に対して何かしたいな、って思った時に、生徒と一緒に活動を考えたりしたんだけど、いろんな立場の人のことを考えてたら何が最善かわかんなくなって。そう、最善というか効率的というか、そういうものを考えるのが増えていったら、どーん！って行動できることが減っていったわけで。でもそれが俺のいいところだったような気もしててもやもやは仕事しながらも持っていたんだよなあ。

効率性が人生の答えじゃないんじゃないかな、と

4年前のコロナの前に学校を辞めた時には世界のいろんな学校を見てみたいな、って思いがあって、その気持ちは別に今もかわらない。けど、なんだかその「仕事につなげる旅」というのだけじゃ今の自分にはあまり響かないというか、なんかしんどい、って感じになってしまい。
今までも別にそういうつもりでいろんなことをしてきたわけじゃない。どっかの偉い人が言ってたけど、自分の経験＝点は、最初から点と点がつながるわけじゃなくて、あくまでも後ろを見返した時につながるんだっていうのに私は共感するタイプだから、あえて遠回りに見える、非効率っぽい、適当な人生をくねくねと生きたい、いや、本当は落ち着いた安定した人生を歩みたいのかもしれないのに、ちょっと自分で無理してそうじゃなくしようと争っている部分も否めない。

じゃあどうするのよ、旅

で、とりあえず行き着いたのが、「日本からとりあえず脱出しないと考えられない」という逃げのようななるほどな、のようなもんだったわけです。ずるずると先延ばしにしていたけど、突然4月18日くらいにチケットをとり、22日にホテルをとり、アマゾンでバックパックを注文し、23日夕方にバックパックが届いて急いで適当に荷物を詰めて、24日の朝に出発して昼の便でタイはバンコクに到着。とったチケットは片道だけ。日本のパスポートでは30日間はビザがいらないから、その間に次のアクションを決めます。最初はちょっと無理せずにホテルをとって、そのあとはどういうグレードの宿泊にするかもこれから考える。

つまりいつでも帰れる

そう、ここが大事。別にいつでも帰れます。旅に行くよ、っていうとみんなに半年とか一年とか聞かれます。1ヶ月とかで帰ってきちゃうかも、とか言うと勿体無い的なことも言われます。なんで？何が？仕事を辞めることに対してそんなおおごと感がないせいか、旅ってそんな自分に負荷をかけていくもんじゃないでしょ、って思っているせいか、自分が自分の気持ちとタイミングで考えたいなってことです。それってそんな変？って。
あ、でもこれ、学校の教育とかでも感じることです。例えば１時間目は何時から始まって何時まで。もしそのことに興味がたくさんあってもっとやりたいって思ってもその思いには蓋をしないといけない。管理しないといけないとか、コマ数が、とかわかるんだけど、でも成熟した現代社会において、本当にそういう考えってどこまで必要なんだろうなって思います。同じことが始業時間にも感じる。ま、このあたりが日本で「社会不適合感」を私にくれております、はい。

あとやめれないよ、っていうプレッシャー、与えがちだけど、それってしんどい。もちろん、なんでも簡単にやめられたら継続的な活動ができないみたいなことはわかる。すぐにやめますみたいな人が増えているみたいなこともよく聞く。でもそのプレッシャーって本来はポジティブに働くものが、そうじゃないことがけっこうあると思ってて。あ、これは「〇〇しちゃダメだよ」に俺の中では近い。

なので、別にすぐ辞めたければやめる。今回の場合は帰国。仕事でもない、私の人生だから。

久しぶりにこんなにだらだらと書いたら、けっこう楽しい。というかそういう時間を今、とりたくて、かつ書きたくて、パソコン持ってきたんだもんな、うぬ。